コロカ事業

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鳥取県鳥取市 「中川酒造」を訪ねる


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小さな蔵だからこそ

翌日は早朝から仕込みの見学をさせていただきました。この日は蒸米から麹(こうじ)造りの行程です。中川酒造は生産石高はさほど多くないことを逆手にとり、小さい蔵だからこそできる細かい仕事や管理を徹底しているとのことでした
杜氏はもちろんのこと、中川蔵元も含め総勢3名で、蒸している70分間もただ待っているだけではなく様々な仕事を各自こなしながらの仕込みです。

 

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仕込みをする各自の息が一致してこその作業が続き、あっという間に麹造りが完了です。
このあとは細かい温度管理が待っています。理想的な温度管理が出来るよう外気と麹室内の温度に気を配り、発酵状態毎に温度調整をします。

 

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酒造りは昔から「一麹、二もと、三造り」といわれ、重要な手順は麹造りといわれています。これに対し、「一に蒸米、二に蒸米、三に蒸米、四五がなくて六に麹」、前出の故・上原浩さんの言葉です。

今回見学をさせていただいた工程は、まさに日本酒の味を左右する非常に重要な工程なのでした。
中川蔵元との出会いから、「強力」復活を通しての純米酒の親と呼ばれる人物の物語。そして、鳥取という土地に対する認識と、一本の日本酒との出会いからここまで様々な広がる旅があることに、日本の文化と多様性を改めて認識する取材となりました。

ちなみに、鳥取駅付近は、広域お土産の「二十世紀梨」「らっきょう漬け」の他に、「元祖かに寿し」「鳥取城の置物」「とうふちくわ」と3つもお土産がGETできる素敵なポイントですので、素敵な旅のついでに購入を忘れずに。

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