コロカ事業
広島県竹原市 「藤井酒造」を訪ねる
- 店舗レポート
瀬戸内の夜を満喫
瀬戸内に来たのですから、瀬戸内海の海産物と藤井酒造のお酒が飲みたいと藤井蔵元にお願いをして、竹原市内のお店に連れてきていただきました。
広島特産の牡蠣を酢牡蠣で、小アジ、タコなどの瀬戸内の地物の魚をいただきつつ、「龍勢」のひやおろしをいただく...。至福の瞬間です。
ここで蔵元直々においしい飲み方を教えていただき、同時に不思議な体験をしました。通常は冷酒で出てくる「宝寿 若竹のごとく」をあえてお燗にしていただきました。冷酒の時とは違い、口の中で香りとうまみの花が開くのです。
おいしいので、もう一本!と頼んだところ、今度はお店の方がお燗の温度を間違えたようで、ややぬるめの仕上がり。いただいたところ、先ほど飲んだものとは全く及ばない開花の具合に、温度によってこれほどまでに味が変わるのかと、興味深い体験をする結果となりました。
せっかく広島に来たのだからと、さらにお好み焼きへ。ここでももちろん「龍勢」を飲みながら、これからB級グルメ界に殴り込むべく竹原市で開発された「純米吟醸たけはら焼」を注文。
アルコールは焼くことにより飛んでいますが、酒粕の芳醇な味わいを残したお好み焼きという不思議な感覚でいただきました。
こうして竹原の夜は更け、明日はいよいよ早朝から仕込みの取材です。