コロカ事業

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鹿児島県西表市(種子島)・池浪刃物製作所

 

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鉄砲伝来の地へ

鹿児島本港南埠頭から高速船に乗り、桜島や指宿(いぶすき)を横目にしながら1時間40分ほどすると、種子島の西之表(にしのおもて)港に到着します。種子島へは鹿児島空港から飛行機でも行けますが、コロカ店「池浪刃物製作所」は港から徒歩10分ほどですので、高速船のほうが便利かもしれません。
現代風の2階建てのお店で我々を迎えてくださったのは、社長の池浪寛(いけなみひろし)さん。
さっそく種子島の刃物文化について伺いました。

 

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鉄文化の島

種子島は、もとより良質の砂鉄がとれる場所でした。実際、弥生時代の遺跡からは鉄器が出土しており、古くから鉄文化が発達した土地だったようです。
1543年、明国船が漂着。乗船していたポルトガル人より鉄砲が伝わりました。
種子島の島主は刀鍛冶の八板金兵衛(やいたきんべえ)に複製を命じ、金兵衛は自分の娘をポルトガル人に嫁がせるほど、鉄砲の研究に熱を上げたそうです。1545年、 国内初の国産鉄砲製造に成功し、その功績が称えられて今なお税務署の近くには八板金兵衛の像があります。
ほかにも、鉄砲館をはじめ鉄砲伝来にまつわる施設がいくつも残っており、それらを回ってみるのも面白そうです。

 

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