コロカ事業
佐賀県有田町 「しん窯青花」を工房を訪ねる
- 店舗レポート
モダンな展示場店舗
梶原社長の案内で早速青花展示場店舗へ。
驚くくらいモダンな店内です。自然の中の素敵なお店で、ゆっくりと青花の買い物ができます。
青花のテーマは「器との語らい」「器は人なり」であるそうで、伝統的な磁器の白さと、青花の象徴でもある青(藍)の模様を使い、様々な飽きのこない絵付けをすべて手作業で行っているのが特徴です。
「飾るための高級焼き物より、ふだん使いの器、暮らしの器つくりを目指している」とのお話の通り、店内で展示・販売されている青花はどれも日常生活が豊かになりそうな皿・椀ばかりです。
陶器と磁器
陶器と磁器の違いってご存じですか?
お恥ずかしながら今回の訪問まできちんと理解できていなかったのですが、有田焼は磁器です。
陶器は土から作って上薬を塗って焼き上げるもの。磁器は陶石という石から作って、ガラス質上薬(うわぐすり)でコーティングして焼き上げたもの。そして本焼きにした時に真っ白になり、たたくと「チーン」という金属のような音がするのが磁器の特徴です。
しん窯青花から車で10分ほどのところに「泉山陶石採掘場跡」があります。
ここには巨大な山があったのですが、良質な陶石が発見されたことで、有田周辺に磁器窯が発達し、原料であるこの陶石を採掘し、現在は写真のような巨大な穴になっています。有田に磁器作りが生まれた理由を体感できる場所です。