コロカ事業
佐賀県有田町 「しん窯青花」を工房を訪ねる
- 店舗レポート
次に磁器のツルツル感となる、ガラス質上薬に漬けていきます。上薬に漬けた青花は真っ白です。
良く乾燥させて、いよいよ焼き上げです。昔は職人さんが薪で温度管理をしていたそうですが、現在はガスを使ってコンピュータ管理された専用窯で安定して焼くことができるようになったそうです。ここだけが400年前と異なる製法だそうです。逆にすごいですね。
そして焼き上がった青花から、目に見えないようなムラや斑点がある「訳あり品(赤マークは訳ありの箇所です)」を選別して、いよいよ商品として出荷されるわけです。さらっと書いてしまったのですが、行程1つ1つに職人さんたちが真剣勝負で手作業をされていて、実際に工房で制作の現場を見ると、ここでは書ききれない多くの感動があります。
平日しか工房見学が出来ないのですが、機会がありましたらぜひ平日にも足をお運び下さい。
コロプラユーザーの皆様が、工房・展示場来店の際にはお茶をお出しいただけるそうです。ぜひ店員の方とお茶を飲みながら青花や有田について「語らって」いただけたらと思います。
近くのみどころ
JR有田駅から徒歩10分のところに、「九州陶磁文化館(0955-43-3681)」があります。有田焼そして九州の焼き物の歴史がぎゅっと詰まった素晴らしい博物館なのですが、なんと観覧料無料。目玉は1万点以上も寄贈されている柴田夫妻コレクションです。月曜休館、9時~17時。
食事をするなら、JR有田駅前にある「池田屋食堂(0955-42-3921)」がおすすめです。梶原社長に紹介してもらい、ランチに行きました。有田の郷土料理の小鉢がずらっと並んだカウンターから、好きなものを選んで食べます。地産地消の食材を調理した母の味は、体の底から美味しい食事でした。