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和歌山県みなべ町「梅翁園.」を訪ねる

 

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南高梅発祥の地・みなべ

新大阪駅より特急くろしおで2時間ちょっと。車窓から梅干し工場や梅林が見え始めると南部(みなべ)駅に到着。
和歌山県の通常お土産としてもおなじみの南高梅(なんこううめ)。トップブランドとしても知られるこの梅の発祥の地が、今回の目的地、和歌山県みなべ町です。
駅からはタクシーで約5分、歩いても15分ほど。大きな梅干しが頭にのった「紀州梅干館」の看板が目印になります。
出迎えていただいたのは、泰地(たいじ)社長をはじめとする「紀州梅干館(きしゅううめぼしかん)」および「梅翁園.(ばいおうえん)」を運営する株式会社梅翁園.の皆様。
梅干し生産量日本一のみなべ町で、梅干しの製造だけでなく、見学や体験のできる施設を作った思いを伺いました。

 

 

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梅干しについておさらい

ひと口に梅干しといっても、思い出しただけで口の中に唾液が出てくるような、昔ながらの梅干しから、鰹節を加えた鰹梅や、蜂蜜を加えたはちみつ梅など、その種類は幅広く用意されています。
厳密には、青梅を塩漬けにした後、数日間日干しにした昔ながらの味を「白干し(しらぼし)」と呼び、白干しを水につけて塩分を減らし、調味液と呼ばれる液体で味付けしたものは「調味梅干」と表記されます。
今では、市場の90%以上を席巻する「調味梅干」。昭和39年に株式会社梅翁園.が製造したのが業界初なのだそうです

 

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「南高梅(なんこううめ)」の由来

ところで、「南高梅」の名前の由来、ご存じですか?
実は、高校名がその由来の一つなのだとか。
南高梅の原木となる梅の木を発見した、高田貞楠(たかださだぐす)氏の「高」の字と、その原木をもとに様々な調査に尽力した地元・南部高校の「南高」の字が、その名付けの元になっているそうです。
高校の名前がブランド梅の名前になるなんて、珍しいですね。

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