コロカ事業
山形・丹野こんにゃく
- 店舗レポート
こんにゃくを再発見できる店
店内には、大鍋で煮た玉こんにゃくや田楽風こんにゃくなども売られていて、座れるスペースもあります。これも地元の人がこんにゃくを手軽に食べられる場所を増やしたいという想いから生まれたもの。
だし醤油の香りが漂う鍋の中をのぞくと、その日の朝に作ったという玉こんにゃくは、プリッとしてはちきれそう! ひと口かむと味わったことのない瑞々しさにびっくりします。
伝統を守る一方で、丹野こんにゃくでは「こんにゃくのよさをもっと知ってもらいたい」と新商品開発にも積極的です。キムチ味やきくらげ風の惣菜こんにゃくからデザートまで種類も豊富で、悩んでしまうほど。どれも添加物を使わず、着色料は野菜由来など、安全にもこだわっています。お店を訪れれば、きっと今までのイメージを変えるようなこんにゃくと出会えるはずです。
技が生きる懐石料理
最後に、コロカの対象外にはなりますが、もし時間があれば楢下にある本店にも足を運んではいかがでしょうか。ここの別館では、丹野こんにゃくの職人技が溢れた創作懐石料理を楽しむことができます。この懐石料理は、こんにゃくの可能性を探りたいと、今の社長が研究を重ねて始めたもの。
メニューは季節によっても変わりますが、穴子の蒲焼風、雲丹や伊勢海老に見立てたもの、湯葉包み揚げ、グラタンやデザートなど、見た目にも味にも変化に富んだこんにゃく料理の数々に驚かされます。
本店は、蔵王インター前店から車で40分ほど。国道13号をかみのやま温泉方面へ進み、県道13号を左折して約5分のところにあります。最寄駅の「かみのやま温泉駅」からは、タクシーで15分程度。かつて宿場町として栄えた面影が残る楢下周辺には、歴史ある民家も残っています。