コロカ事業
山形・佐藤屋の乃し梅
- 店舗レポート
駅の向こうは桜の名所
さて、せっかく山形まで来たのですから、少し足をのばしてみましょう。
佐藤屋から一度、山形駅まで戻って、反対側の西口を出て右側(つまり北側)に10分ほど歩けば、霞城公園が見えてきます。
ここはもともと、戦国武将・最上義光の居城だった山形城のあった場所です。
義光は伊達政宗の叔父にあたる大名で、関ヶ原の合戦で大きな戦果を挙げた人物。その城址にある霞城公園現在、桜の名所として親しまれています。
桜は例年、4月末に見頃を迎え、公園をぐるりと囲む堀の桜が水面に映える様子は、なんとも見ごたえがあるといいます。
荘厳な寺院が並ぶ「山寺」へ
時間に余裕があれば、JR山形駅から仙山線で20分ほど行ったJR山寺駅にある宝珠山立石寺を訪れてみるのもよいでしょう。
ここは駅の名が示す通り、山の中腹に多数の寺院や御堂が建てられており、裾野から頂近くにある奥の院まで1015段もの石段が続いています。
5・7・5のリズムで向かう芭蕉記念館
山寺は俳人・松尾芭蕉が愛弟子の曾良(そら)と共に訪れた地としても知られており、山門の近くには有名な「閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉の声」の句碑があります。
また、山寺駅を挟んで反対側には山寺芭蕉記念館があり、芭蕉ゆかりの品々に触れることができます。
なお、記念館までの道は五・七・五のリズムに合わせて区切られた階段。途中で振り返ると、山寺を一望できます。あちこちに巨岩が露出する荘厳な山とふもとの清流は、季節ごとに異なる表情を見せることでしょう。