秋田・大潟村 「"野の花"シフォン」を訪ねる

「この山はね、村長と僕らで作ったんだよ。」と成川さん。聞けば、大潟村の村議会議員を7期24年務められたのだそうです。
まっさらの大地に入植して農業に従事し、なんとか村を良くする一助となろうと立候補されたのだとか。なるほど、成川さんの村に関するお話にはいつも村への思いが詰まっています。

この山の上から見える塔の高さがちょうどゼロメートルなのだそうです。今更ながら、低地にいることを実感します。

また、大潟村は、バス釣り愛好家の間では有名だそうで、釣ってよい場所は限られているそうですが、このために大潟村を訪れる釣り人も多いそうです。
私たちが通りがかった時は、平日にも関わらず、何人か釣り人を見かけました。また、干拓されずに一部、湖として残った八郎潟は、野鳥等の生息地として知られています。
好天に恵まれた中で大自然とのふれあい、とても気持ちよさそうでした。

日本一は他にもあります。「カントリーエレベータ」という、米を精米し、保存する施設の日本最大のものが大潟村にあります。
近くまで寄ると、その高さと大きさに圧倒されました。帰り道で見かけた農機具も、トラックより大きいほどで、まさに大潟村が先駆けとなった大規模農法の一端を見る思いでした。