コロカ事業
筑前飯塚 「畠中育雛場(いくすうじょう)たまごん工房」を訪ねる
- 店舗レポート
新飯塚駅から車で10分
博多駅からJR筑豊本線で約50分、新飯塚駅からのどかな風景の中を車で行くこと約10分。
卵直売の激戦地
育雛場に隣接した直営店舗「たまごん工房」で、二代目社長の畠中五恵子(さえこ)さんが笑顔で出迎えてくださいまし
全国に養鶏場はありますが、なぜかここ飯塚周辺は卵を直売する養鶏場が多く、今では、飯塚周辺は卵直売の激戦地だそうです。
福岡市から定期的に車で買いに来られる方も多く、なんと県の「地域産業資源」の一つとして「筑豊特殊卵」が指定されています。
健康な鶏を育てたい
五恵子さんの父、創業者である兼雄さんは、元々、鶏の孵化場に勤務していました。
品種改良や育種に携わる中、品種を良くするだけでなく育て方を良くすることで良い鶏や卵を作ろうという思いから、育雛場を始めたのが約40年前。
一般的には、卵の生産は分業されており、孵化(ふか、卵からヒナをかえす)・育雛(ヒナを大きく育成)・養鶏(成長した鶏を飼い、鶏肉や卵を出荷)を別の業者が担当します。
しかし、畠中育雛場は、しっかりと健康な雛を育てるだけでなく、養鶏して卵やさらにケーキを販売するところまで自社で行っているのが特長で、飯塚周辺でいち早く直売を始めた会社の一つでもあります。
こうした多角化や品質管理、経営努力により、平成13年度の全国優良畜産経営管理技術発表会の中小家畜部門において農林水産大臣賞を受賞しています。
お父様の思いは、獣医の資格を取った二代目の五恵子さんにしっかりと受け継がれており、きちんと管理された環境で8万羽以上の健康な鶏を育て、安全で美味しい卵を毎日送り出しています。