コロカ事業

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筑前飯塚 「畠中育雛場(いくすうじょう)たまごん工房」を訪ねる


 

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スーパーの卵との違い

平日行かれる方は、ぜひその場で食べてみてください。畠中さんの田畑で採れた甘くて美味しいお米や、卵かけごはん専用の特製醤油も買うことができますし、コーヒーもセルフサービスでいただくことができます。

畠中育雛場の卵と、日頃私たちがスーパー等で買う卵と、具体的には何が違うのでしょうか。畠中さんに質問してみました。

いろいろな要素があるそうですが、心がけているのは、良い雛を選んで入手し、安全な良いエサをやり、手間暇をかけてきちんと健康に育て、美味しい卵を産むように目配りすることだそうです。
特定の栄養素を追加する等の人工的なことはしておらず、自然に、美味しい卵が生まれる環境を整備しているのだそう。

一見シンプルですが、ごまかさずにこれを持続的に行うには、お金がかかります。単にエサ代や人件費だけでなく、例えば、近隣の迷惑にならないよう養鶏場が匂わないようにするにも費用がかかります。
実際、店頭では、隣に養鶏場があるような匂いはまったくせず、ケーキの美味しそうな匂いが漂っていました。本当に美味しいものを持続的にいただくには、それなりのお値段になってくるのも想像ができます。

一方、流通コストも含めると、スーパーに並ぶ価格の卵にはほとんどお金や手間をかけられないことは想像に難くありません。両者の品質に違いが出るのも、当然といえば当然の話なのです。

 

健康な卵で健康な体を

畠中さんの卵は、美味しいだけではないようです。

畠中さんには5人のお子さんがいらっしゃいます。全員とても健康だそうです。
例えば、風邪で高熱が出ても一晩で熱が下がるそうで、病院では「強い解熱剤を与えたのではないか」と毎回疑われるそうですが、実際には全く与えておらず、いつも不思議がられるそうで、畠中さんは返答に困って「うちの卵かけごはんのせいでしょうか」と答えてらっしゃるそうです。

よく買いに来られるお客様で、他の卵は体質に合わないのにこちらの卵なら大丈夫、という方もあるそうです。
もちろん、個人差はあるでしょうし、食べてすぐに体質が変わるものではないと思いますが、日頃から安心・安全な物を食べていると、徐々に体も変わっていくのでしょうね。

 

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いろんな種類の卵

卵と一言で言っても、実際にはさまざまな種類があります。たまごん工房では、一般的な卵に加え、最高級の烏骨鶏(うこっけい)の卵や、南アメリカ原産のアローカナ種の卵など、様々な種類の卵を取り揃えています。
アローカナ種は、初めて見ましたが、卵の殻が青みがかっていることに非常に驚きました。今回はアローカナを食べる機会がありませんでしたが、いつか試してみたいと思っています。

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