コロカ事業

  1. 中国・四国地方一覧

高知・鰹のたたき


 

193_tyuobussan_07_re.jpg

徹底した心意気

「たたき工房」は、徹底して新鮮でおいしいたたきを提供しようという心意気に満ちています。

たとえば、網で捕る鰹は、魚同士が擦れ合って身が割れたり、冷やす時に中心にある魚になかなか冷気が届かず、鮮度に差が出てしまいます。そのため、基本的には一本釣りで捕られた鰹を使用しています。

仕入れには毎日出かけ、その日に必要な分だけの鰹を仕入れます。仕入れた鰹はすぐに加工場へもっていき、節の状態まで切り分け、藁を燃やして炙る昔ながらの「藁焼き」という手法でたたきにします。最後に氷水を張った桶につけて、余熱で中まで火が通らないようしっかりとしめます。

仕入れの段階で目利きをして選別していますが、天然ものなので、どうしても質が良くない鰹が混ざることもあります。そんな時も、必ず加工の段階で選り分けるので、生鮮品であっても常に同じクオリティの商品を提供することができるのです。

 

193_tyuobussan_08.jpg

こだわるのは当たり前

じつは、お店のこだわりをいろいろと尋ねたところ、久万さんは首を傾げていらっしゃいました。

「正直ね、よその人から見たらすごくこだわっているように見えるのかもしれんのやけど、自分らの中ではそれって普通だよなっていうのがあるんですよ。ものすごく当たり前だと思ってやっているから、こだわってますねって言われても、あんまりピンとこないんです。お客さんにおいしいたたきを食べてもらいたいと思ったら、そのためにこだわるのって、当たり前ですよね」

ものづくりにこだわりがあるのは本来当たり前のこと。たたき工房は、そんな当たり前のことを忠実に行なっているだけなのです。リピーターのお客様が多いのは、おいしさに加えて、こういったお店の姿勢に信頼と安心を感じることができるからなのかもしれません。

 

193_tyuobussan_09.jpg

食事もできます

たたき工房本店では、購入した目方売りのたたきをお召し上がりいただくことができます。食事セット525円を頼んでかつおのたたき定食にすることもできますし、たたきのみで食べることも可能です。食事セットは、白米に鰹の切り身が入った大きなお椀たっぷりのみそ汁と、ハランボの塩焼き付き。たたきは1節で2~3人分にはなりますので、何人かで出かけてシェアすると、それほどお金もかからず、鰹を堪能できる本格的な定食を楽しめます。

なにより、その日作られたばかりの鰹のたたきのおいしさは格別です。お時間のある方はぜひ食事もしてみてください。

ちなみに食事は、目方売りのたたきがなくなり次第終了です。その日の仕入れによって用意できるたたきの量もかなり変動するため、確実に食事をしたい方は事前に予約しておくことをおすすめします。

share
  • Facebook
  • X