コロカ事業
岡山・倉敷帆布のバッグ
- 店舗レポート
機械と技術を残す
じつは現在使用しているシャトル織機は、昭和40年代にすでに製造が中止になっていて、部品の調達も年々難しくなっています。
「5年前はシャトル織機が全国で2000台ぐらいありました。でも5年経ったら1000台になっていました。普通の織り物なら新しい機械のほうが効率よくきれいにできるから、どうしても古い機械は減っていきます。当然、うちのシャトル織機もこれ以上増えることはありません。でも帆布は、今の織り方がいちばんいいとされています。だから今ある機械と、職人の技術を残していくことが、私の代でやれる最高のことだと思っています」
アナログだから生まれる美しさや品質の良さ。倉敷帆布は、この先も、そんな昔ながらの製法で、良質な帆布と帆布製品を生み出していってくれるのでしょう。
美観地区へ行こう
それでは倉敷の観光情報です。
ぜひ行っておきたいのが、倉敷駅から徒歩15分ほどのところにある美観地区です。町並保存地区に指定されている美観地区は、古い商家や民家が建ち並び、商人の町・倉敷の歴史を垣間みることができます。飲食店や観光名所も多数あります。時間がある人は、世界的名画が多数収蔵されている大原美術館に立ち寄るのも良いでしょう。
美観地区の外れにあるのは、倉敷紡績の工場跡を利用した施設、倉敷アイビースクエアです。現在はホテルとなっていますが、倉紡記念館やレストラン、バーなど、誰でも利用できる館内施設もあります。ぜひ、倉敷の繊維産業の面影を感じてみてください。
車で行かれる方は、瀬戸内海方面に向かってみるのもおすすめです。瀬戸大橋のふもとにある鷲羽山からは、瀬戸内海の美しい風景を望むことができます。