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岡山・倉敷帆布のバッグ

 

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「倉敷帆布」とは?

撚り合わせた綿糸で織った平織りの生地「帆布」。整然と並ぶ美しい織り目と、触った時の生地の厚みが特徴の織物です。かっちりした作りには安心感を、ナチュラルな手触りと風合いには、懐かしさを感じます。

帆布は、綿という天然素材で作られているのに、ほかの生地にはない丈夫さと通気性の良さをもっています。特に合成繊維が登場する前は、船の帆やトラックの幌、テントや学生カバンなど、様々な用途に利用され、重宝されていました。

現在は、時代の移り変わりとともに、国内の生産地は2ヶ所のみとなりました。そのうちの1ヶ所が、国産帆布の約7割を生産している岡山県倉敷市です。そして約10年前、帆布の良さを一般の人にも伝え、後世に残していこうと、倉敷の織物工場がプロダクトの製造・販売を始めました。それが、今回訪問した株式会社バイストン経営の「倉敷帆布」です。

 

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「倉敷帆布」本店へ

「倉敷帆布」本店へは、JR倉敷駅からバスを利用します。南口を出て左側のバス乗り場に向かい、6番乗り場から、下津井電鉄バスの天城線児島行きに乗ります。最寄りのバス停は「沖縄手」。乗車時間は約30分ほどになります。降りてすぐの交差点に看板がありますので、看板の矢印の方向に進んでください。約100m直進すると右手側に落ち着いた佇まいのお店が見えてきます。JR児島駅から行く場合は、やはり6番乗り場から倉敷行きのバスに乗ると、同じように「沖縄手」バス停下車になります。バスは1時間に数本あり、それほど不便はないでしょう。

車で行かれる場合は、瀬戸中央自動車道の水島ICを下車し、岡山・玉野方面の表示に従って県道21号線に入ってください。約700mほど進み、コンビニエンスストア手前の交差点を右折。約100mほどで到着です。駐車場は、隣にある丸進工業株式会社の駐車場を利用してください。

 

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蔵を改装した店構え

「倉敷帆布」本店は、もともと蔵だった建物を改装して造られています。紺色ののれんをくぐって引き戸を開けると、温かみのある照明に照らされた、吹き抜けの空間が広がります。

店内に並ぶのは、もちろんすべて倉敷帆布のオリジナル商品です。定番のトートバッグやショルダーバッグ、ブックカバーやポーチなどの小物類、スリッパやエプロン、カトラリーケースなど、帆布製品としてはちょっと珍しい雑貨もいろいろと用意されています。あまりにも数が多いので、どれを買おうか迷ってしまうかもしれません。店内をゆっくり見られるよう、時間に余裕をもって行くことをおすすめします。

今回お話を聞かせてくださったのは、倉敷帆布を経営する株式会社バイストンの代表取締役、武鑓篤志さんです。武鑓さんは、それまで生地としてだけ出荷していた帆布を、プロダクトとして販売することに取り組んだ方です。

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