コロカ事業

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出雲・來間屋の生姜糖


 

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茶人の生んだ生姜糖

今回、我々を出迎えてくれたのは、來間屋生姜糖本舗の11代目当主・來間久さん。

創業は約300年前、今でいう役人の立場にあった初代が、茶道に傾倒し「お茶に合うお菓子を」と研究に乗り出したことから生姜糖本舗の歴史は始まります。

 

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自ら課した制約の中で

初代が茶道に適したお菓子を作るにあたって自ら課したのは次の2点。まず、日持ちがすること。そして、出西生姜を用いたものであることです。保存の効くものという点については、冷蔵庫のない時代ですから当然とも言えるでしょうが、もうひとつの条件にある「出西生姜」とはどんなものでしょうか。

 

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今に伝わる生姜の逸話

出西生姜とは出雲市内の出西地区だけで採れる生姜で、他の土地に同じものを植えても出西生姜のような上質の香りと辛味は出ないと言われます。

そんな出西生姜が栽培されるようになった背景にも、日本神話の国・出雲らしい伝承があります。

かつて出西地区が海に面していた頃、砂浜にご神体と生姜の種が流れつきました。人々はご神体を祀り、周囲にその種を植えます。すると、その種はすくすくと育ち、この土地独自の生姜・出西生姜が生まれたのだそうです。

「近くを流れる斐伊川(ひいがわ)が運んできた砂が出西生姜独自の風味を育むことから、こんな伝説が生まれたのかも知れません」と、久さんは話します。

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