コロカ事業

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出雲・來間屋の生姜糖


 

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300年変わらぬ製法で

生姜糖の原材料となるのは、出西生姜のなかでも新生姜が分化したあとの種生姜の部分です。來間屋生姜糖本舗では、毎年11月ごろに種生姜を仕入れ、それを室に入れ寝かせています。原料となる生姜は、その日使う量だけを毎朝絞っているのだと言います。

絞った生姜は、砂糖と一緒に炭火でじっくり煮詰め、それを銅でできた型に流し固めれば、來間屋生姜糖のでき上がり。300年変わらないシンプルな製法です。

いまだに炭火を使い続けるのはまんべんなく火を通すため。出西生姜には繊維質が少ないという特長もあるため辛味が失われることなく、溶け込んでいます。

しかし、生姜糖を煮詰める作業に携わるのは久さんと亡き先代の妻である母親だけ。來間屋の生姜糖作りは、一子相伝とされているのです。

 

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甘味のなかにピリリッ

こうしてできた來間屋の生姜糖は、上白糖の甘味のなかにピリリッとした生姜の辛味があり、飽きることなく食すことができます。もともと「お茶うけに」と作られたお菓子ですから抹茶は当然のこと、紅茶、コーヒーにもぴったり。

デスクワークで疲れきった脳への糖分補給にひとつまみ、突然の来客へのお茶菓子に数かけらと、いつでも食べることができます。またお土産としてだけでなく、結婚式の引き出物に來間屋の生姜糖を選ぶ方もいらっしゃるようです。

賞味期限も常温で90日と長めなので、買い溜めしておくのもいいかもしれませんね。

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