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愛媛県宇和島市「かどや」を訪ねる


 

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宇和島のシンボル

宇和島のシンボルである宇和島城は、1601年に城作りの名人と言われた藤堂高虎が大改修を行い、現在の天守閣が造られました。
大手門は戦争時に空襲を受け焼失していますが、国の重要文化財に指定されている天守閣や門、石垣が現存しています。
宇和島城は元々、海城としてつくられ周囲を海に囲まれる設計でした。しかし、平地が少ないその地形から江戸期から近代まで埋め立てが行われ、今では町の中に取り残された山城のような雰囲気です。
「かどや」もまさに、その埋め立て地に作られており、少し移動すると宇和島城がきれいに見えます。
宇和島は、宇和島城の改修と共に歴史が作られているのです。

 

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伊達・宇和島藩

伊達・宇和島藩は伊達仙台藩始祖・伊達政宗の長男・伊達秀宗が、伊達家の長男ながら側室の子で、仙台藩を継げず、富田氏にかわり入封したところから始まります。
その秀宗が仙台を思って、わざわざ職人を呼び寄せ練り物を作ったのが、宇和島名物「じゃこ天」のはじまりと言われています。
その後、伊達・宇和島藩は明治時代に入り廃藩置県が行われるまで代々受け継がれ、8代・宗城は明治維新前後で江戸幕府、明治政府において非常に重要な役割を担いました。
結果として、明治維新後には宗城の功績が評価され、仙台・伊達藩よりも上位の貴族階級に据えられるようになりました。

 

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観光要素も凝縮

「かどや」でご飯を食べた後は、10分程度歩いて道の駅「うわじま きさいや広場」に行ってみてはいかがでしょうか?
宇和島の新鮮な魚介類や農産物の売店・レストランの他、宇和島名産の「真珠」商品を専門に扱うショップや、牛鬼(うしおに)まつりで使われる高さ数メートルの勇壮な山車が飾られています。
また、宇和島市は伊達氏の血縁の関係もあり、日本全国の姉妹都市との連携が非常に強く、北海道当別町とも姉妹都市で、同町にロイズチョコレートの工場があるため、宇和島なのにロイズのチョコレートが購入できます。

 

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宇和島駅でお土産を

コロプラ的な見方で宇和島市を見ると、宇和島市にこないと取得できない通常お土産があります。
駅から山の手に進むと、これも宇和島名物の「闘牛場」があり、一年で5回定期闘牛大会が開かれています。
闘牛といっても、スペインのようなマタドールと牛の対決ではなく、牛同士のぶつかり合いで逃げた方が負けとなるものです。
この闘牛場を中心とする通常お土産が「闘牛場のチケット」です。
また、闘牛場へ上る途中からきれいに見える宇和島城を中心として購入できる通常お土産が、「宇和島城の置物」です。
予讃線の終着駅・宇和島は観光要素がギュッと詰まった町です。
かどやの鯛めしでお腹をいっぱいにした後は、ぜひ様々な観光施設を回って、宇和島を堪能してください。

 

 

 

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