コロカ事業

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高松市「しおのえふじかわ牧場」を訪ねる


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ほんのり甘い牛乳

お話を伺いながら、藤川さんの牧場で採れた牛乳を飲ませていただきました。

雑味がなく、ほんのり甘くて、ふだん買い求める牛乳とは何かが違いました。牛乳が苦手だったスタッフがあっさり飲み干したほど。

何がこの差を生んでいるのか、藤川さんに聞いてみました。

ミネラルを多く含む讃岐山脈の湧水や飼料を使っているのはもちろんのことですが、最大の要因と考えられるのは、牛にストレスを与えない環境づくり。牛がストレスを感じると、途端に牛乳がまずくなるのだそうです。

牛は非常に敏感な動物で、例えば、病気になって病院に運ばれる時と出荷される時では、鳴き方が違うのだとか。何かを察しているのでしょう。藤川さんの牧場では、牛と対話しながら家族のように接しています。

乳牛の健康管理や病気が起きない交配率の維持など、手間暇も惜しみません。

 

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牛が好きだから

また、技術的な話になりますが、スーパー等で売られている牛乳は、消化を良くするために乳脂肪酸が細かく砕かれています。藤川さんの牧場の牛乳はこれを行っていません。

大きなままの乳脂肪酸がのどをゆっくり滑りおりるため、より一層のコクと甘さを感じることができます。

牛が好きだから牧場を始めたという藤川さんご一家ならではの工夫や愛情がたっぷり。だからこそ、藤川さんの牛乳は甘くて美味しいのです。

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