コロカ事業

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高松市「しおのえふじかわ牧場」を訪ねる


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驚きのチーズケーキ

こだわりは、プリンだけではありません。

「牧場生まれの生チーズケーキ」にも、藤川さんのこだわりが凝縮されています。

「本物は材料の種類が少ないんです」と藤川さん。確かに、見せていただいたチーズケーキの箱の材料欄に並ぶのは4つだけ。

しかも、砂糖は、洋菓子として販売する必要上、やむなく入れているため、ごく微量であり、主要材料は「フロマージュブラン」と呼ばれるフレッシュチーズ、藤川さんの牧場で作られる生クリーム、そして卵白の3つです。

フロマージュブランは、牛乳を乳酸発酵しただけのフレッシュチーズなので、材料を混ぜてチーズケーキが出来た後も、熟成を続け、ヨーグルトのような風味からチーズのような風味へと変化していきます。

 

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変化する味

「変化する」という特性のため、持ち帰った後、一番食べたい時に最良な状態にすることが難しいという課題がありました。

藤川さんは、急速冷凍することでこれを解決しました。

現在では、チーズケーキが完成した直後にマイナス40~50度で急速冷凍して熟成を止め、冷凍状態でお持ち帰りまたは出荷しています。

買って帰ったら、まず冷凍庫に入れ、食べる前に冷蔵庫に移して解凍することになります。藤川さんのお勧めは、24時間前に冷蔵庫に移すこと。

実際に、コロプラのオフィスでも試してみましたが、解凍にかける時間が変わると味が変わり、その差も楽しめました。

何度か試して、自分の好みのタイミングを見つけていく楽しみもありそうです。

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