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岡山県備前市「直齋陶房」を訪ねる

 

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備前焼の中心地

岡山からJR赤穂(あこう)線に乗り40分弱、伊部(いんべ)駅に到着です。

伊部周辺は備前焼が最も盛んなため「伊部焼」の別名もあるほどで、駅前には備前陶芸美術館や備前焼の販売店、備前焼の特徴である煉瓦造りの四角い煙突がいくつも見えます。

伊部駅よりタクシーに乗り、運転手に「藤原 啓(けい)記念館」へと伝えると、約10分で今回の目的地「直齋陶房(じきさいとうぼう)」へ到着です。

 

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バスでのアクセス

ちなみに、備前(びぜん)市の中心は二つ先の備前片上(かたかみ)駅ですが、タクシー移動の際はJRの到着時間に合わせてタクシーが駅前に停車している伊部駅が便利です。

バスで移動する場合は、西片上駅から徒歩で5分程川沿いに南下して、旧・同和鉱業片上鉄道片上駅跡で今は備前郵便局前のロータリーから備前バス日生(ひなせ)線に乗車、興亜前停留所で降りて、目の前の山を少し登ると到着です。

直齋陶房の器をプロデュースし、自身も備前焼作家として活躍する藤原 和(かず)さんに親子三代に渡る備前焼のお話を早速お伺いしました。

 

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炎の芸術・備前焼

備前焼の歴史は古く、中世鎌倉時代(古備前)には技法が確立していたと言われています。釉薬(ゆうやく)を一切使わずに、焼成により焼締められた堅く強度の高い陶器です。

窯の中での様々な条件により、表面に浮かぶ紋様が一つとして同じ紋様にならない、窯変(ようへん)が特徴です。

備前焼の茶褐色は、水田深くから掘り起こされる土と、山から取れる土の配合により色合いが異なります。土を造形する人間と、様々な紋様をつける炎による共同作品なのです。

 

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