コロカ事業

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奈良県宇陀市「森野吉野葛本舗」を訪ねる

 

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“白いダイヤ”を求め奈良へ


JR京都駅から近鉄線で2時間ちょっとすると目的地・奈良県大宇陀地区の最寄駅である榛原(はいばら)に到着。ここからバスに乗り約15分、西山バス停から森野吉野葛本舗「葛の館」までは3分ほどです。
文字で書くとわずか100文字に満たない量ですが、東京からは4時間超、ゆっくりと移動を楽しみながら参りましょう。
“白いダイヤ”とも呼ばれる「吉野本葛」。奈良県初のコロカは日本料理に欠かせない葛です。
我々を出迎えてくださったのは、森野吉野葛本舗の第20代社長・森野智至さん。さっそく、吉野本葛について伺いました。

 

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葛は山の厄介者!?

葛きり、ごま豆腐、あんかけのあん、天ぷらの衣等、葛の用途は様々です。夏が近づくと和菓子屋さんに並ぶ半透明の涼しげな和菓子にも使われています。
つるり、もちもち、くにゅくにゅとした食感、繊細な香りと味が持ち味の葛ですが、山の中では厄介者とされている場合も少なくありません。
皆さんの中には、高速道路の壁などを覆う葛のつるをご存じでしょうか。
生命力の強い葛は山野に広く自生し、絡みついた木を捻じ曲げてしまうこともあるそうです。
夏の間、太陽の光を浴びて成長し、秋から冬にかけて根(写真)に養分を蓄えます。その根から精製された上質のデンプンが葛粉です。
力強く荒々しい葛から、優しく細やかな葛粉ができると思うと、なんだか不思議な感じがします。

 

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きれいな水と寒冷な土地

森野吉野葛本舗は、より良質の水を求めて元和(げんな)2年(1616年)に、吉野地方から現在地・大宇陀に移りました。
葛の製造にとって、“水”はそれほど重要で、さらに吉野より寒冷なこの土地の気候も、質のいい製品を作るのに欠かせません。
森野吉野葛本舗では、この環境の下、今も昔と変わらぬ製法を厳守しています。
簡単にその製法をご紹介。

 

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