コロカ事業

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鳥羽の磯笛あわび

 

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日本で一番海女が多い地で、海の幸を頂く

日本で一番海女さんが多い地域、それが三重県の鳥羽から志摩にかけてです。大正12年創業の丸傳商店は卸売りをメインに商売を営んでおり、採れたてのアワビやサザエを東京の築地市場や大阪の中央卸売市場へ卸しています。

最高級の品質にこだわった仕入れが評判を呼び、ご近所からのリクエストに応える形で35年程前から「磯笛あわび」や「磯笛さざえ」という商品名で"姿煮"の小売りを始めたということです。

伊勢神宮へのアクセスも良く、鳥羽水族館やミキモトパールは徒歩圏内だという観光地でありながら"海の恵み"を心の底から慈しみ、地球とともに生きる丸傳商店4代目の加織さんにお話を伺いました。

 

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観光に便利な立地!石垣とガーデニングが目印

JR参宮線・近鉄鳥羽線の鳥羽駅の「1」、4番出口から徒歩8分と、とても地の利が良い場所にあります。

大阪方面からも名古屋方面からも、鳥羽までは近鉄特急で一直線という便利さです。

駅を下りたら裏側(海と反対方面)へ出て、鳥居の見える方向に、サザエストリートの前を進みます。一番初めの曲がり角にかの有名な「赤福」鳥羽支店が出てきたら右折します。飲食店が連なる商店街を道なりに真っすぐ進むと、間もなく右手に駐車場と「丸傳商店」の看板が出てきます。駐車場奥にある石垣の上に立つ民家の玄関口で商品を販売しています。

駐車場手前の小道を右へ上がり、気軽に玄関から訪ねてみましょう。美しい季節の花々が迎えてくれますよ。

車の場合、伊勢志摩スカイラインを下りて数分です。とても便利ですよ。

 

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土地の魅力を語る4代目

丸傳商店は家族で営んでいます。3代目の小久保貞夫さんと奥様の弘子さん、その長女であり、3人兄弟の真ん中が4代目の加織さんです。

お肌がつるつるで笑顔が素敵な加織さんは「とにかくこの土地が大好き!」と、嬉しそうその魅力を語ります。「ここら辺は、山から伊勢湾へ流れるきれいな水と、太平洋の海流が混ざり合うことで、とても豊かな漁場になっているんですよ」

さらに、海女の話を語る時には一段と目を輝かせます。

「海女のかぁさん達に『何で大変な海女の仕事が出来るの?』と聞いたら『欲ぼしやねぇ』と。息が苦しくて限界だと感じても、そこに大きいアワビが居たら『それを捕りたい!』と本能的に思う『欲』なんだそうです。そんな海女の仕事を支えているのは、とぉさん達。そしてかぁさんも、とぉさんも、いくつも仕事を掛け持ちしてて、みんなとっても働き者です」

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