コロカ事業

  1. 甲信越・東海・北陸地方一覧

富山・引網香月堂の和菓子

 

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万葉集の故地を訪ねて

古くから政治、経済、文化の中心として栄えてきた高岡市。ターミナルとなる高岡駅から氷見線に乗って10分ほど、伏木駅に降り立ちました。
伏木は、万葉集の編さんをされたと言われる大伴家持(おおとものやかもち)が、越中の国守(今で言う知事)として住み、多くの歌を残した万葉集ゆかりの地です。駅舎の前にあるポストの上にも、家持の像が立っており、家持への思いを感じます。
伏木駅から歩くこと5分、ガラス張りの前面から店内に明るい光が届く「引網香月堂」に到着しました。
ところで、氷見線に乗るとうれしい驚きに出会います。と言うのも、忍者ハットリくんが各駅の観光案内をしてくれるのです。なんでも高岡から氷見にかけては、藤子不二雄A氏が幼少時代を過ごした地とのこと。電車もハットリくんでラッピングされており、シャッターを切りたくなる衝動に駆られるはずです。
※忍者ハットリくん列車は運転時刻が決まっておりますので、事前に氷見市のHPなどでご確認ください。

 

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大伴家持の歌を菓子に

「梅の花 咲きちる園に我ゆかむ 君が使ひを片待ちがてら」
恋人からの使いを心待ちにする娘の立場で詠んだ大伴家持の歌です。
コロカのデザインにもなっている「万葉の梅園(まんようのうめぞの)」はこの歌をモチーフにして生まれたそうです。
では、どのようにして誕生したのでしょうか?お店で我々を迎えてくださった4代目の引網康博店長にうかがいました。

「万葉の梅園」が誕生したのは20年ほど前。当時、家持の歌をなんとか御菓子にしたいと思っていた3代目が、懐石料理の中にあった梅の蜜煮にヒントを得て、開発が進められたそうです。
この日は「万葉の梅園」ができるまでを見学させてもらいました。

 

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