コロカ事業

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福井県福井市「天たつ」を訪ねる


 

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20年物の汐うに

塩蔵法で作られた越前仕立て汐雲丹は、密閉しておけば水分が抜け、カビたり、腐ることもなく、保管することが出来るのだそうです。
この日は昭和62年に作られた雲丹を見せていただきました。
一見、カチカチに固まっている状態ですが、すり下ろし食してみると、塩味はきついもののウニの風味が口中に広がります。
越前仕立て汐雲丹は、二十数年経過させることが出来るほど保存食として確立した食品なのです。
200年続く技法に守られた感動の味・越前仕立て汐雲丹ですが、その現状はどうなっているのでしょうか?吉壹さんにお伺いしました。

 

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担い手の減少

「ウニが採れなくなっただけではなく、海女さん自体も減っていることで、雲丹づくりも難しくなっています。」そう話す、吉壹さん。
環境の変化により、減少したウニの収穫量は、ルールを決めて漁をすることにより資源保護できますが、高齢化に伴い採取を行う海女さんの絶対数が少なくなっています。
そして、海女さんこそが雲丹作りの名人でもあるのです。海女さんの減少はそのまま、越前仕立て汐雲丹の生産量減少につながるのだそうです。
日本三大珍味である越前仕立て汐雲丹ですら、日本自身が抱える問題の中で生産が厳しくなっているという現状を踏まえて、味わってみてください。
その味わいの深さと鮮烈さは、ウニを採取し、雲丹を作ってくれた海女さんの労力が伺える、すばらしい味になっています。

 

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福井名物・へしこ

越前仕立て汐雲丹がおいしいのはもちろんですが、ウニはちょっと苦手という方もいらっしゃるはず。
若旦那・準一さんにそのほかの商品ラインナップをお伺いしたところ、「弊社の商品開発は女性陣が中心です。特に福井名物・へしこの酒洗いは女性に一番人気ですよ。」とおすすめをしていただけました。
へしこに限らず、季節に合わせた日本海の魚を使った、干物や粕漬けなど様々な商品が並びます。もちろん、越前ガニの名称で呼ばれるズワイガニもシーズンになれば並びます。
是非、越前仕立て汐雲丹だけではなく四季折々の日本海・越前福井の味を堪能されてはいかがでしょうか?

 

 

 

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