コロカ事業
高知・鰹のたたき
- 店舗レポート
土佐の伝統の味
本場、土佐の鰹のたたきはこんなにもおいしいものなのか、と思わず感心させられてしまったのが、今回ご紹介する「たたき工房」の鰹のたたきです。
口にしてまず驚くのは、そのもっちりとした食感と身の柔らかさ。鰹の旨味はそのまま残っているのに、魚特有の臭みはまったく感じられず、炙った表面からはときおり香ばしい香りがふっと鼻を通ります。身がぎゅっと引き締まっていて艶があり、身の厚さが切り身の断片からもはっきりとわかるほどです。
そのままでも充分おいしさが感じられますが、そこはやはり土佐流に、土佐酢ベースのタレをかけ、たくさんの薬味と一緒にいただくと、さっぱりとしていくらでも食べられてしまいそうです。
そのおいしさの秘密は、仕入れから製造、そして流通まで、お客様に最高のものを提供しようというこだわりの中にありました。
たたき工房へ行こう
「たたき工房」本店は、高知龍馬空港とJR高知駅のちょうど中間点あたりに位置します。空港から行く場合、1番バス乗り場から土佐電ドリームが運行する空港連絡バスに乗り「中野団地北口」で下車してください。2番バス乗り場から出る、高知駅前観光の連絡バスは「中野団地北口」には停車しませんのでご注意を。下車後、横断歩道を渡り、国道を空港方面に戻る形で2分ほど歩くと到着です。
ただし、こちらの空港連絡バスは、空港に向かう場合は「中野団地北口」バス停からの乗車が可能ですが、JR高知駅方面への乗車はできません。またJR高知駅から乗車した場合は、ここで下車することができません。JR高知駅から向かう場合はタクシーを使うか、土佐電鉄ごめん線に乗り、長崎駅で下車して徒歩で15分ほどになります。
車で行かれる場合は、高知自動車道南国ICで下車し、高知東道路(国道32号線)へ入ります。室戸・高知方面へ6kmほど進み、南国バイパスの交差点を右折してすぐ右側になります。
目方売りもしています
今回お話を聞かせてくださったのは、たたき工房を経営する中央物産株式会社の取締役専務、久万大さんです。
「たたき工房」本店は、商品を販売する店舗と、一段上がったところに、食事をするための別棟が設けられています。メイン商品である鰹のたたきはもちろんのこと、鰹のトロ部分にあたるハランボや、ハランボを使ったジャーキー、縁があって置くようになったという、地場の特産品やお土産品なども取り扱っています。
「たたき工房」の商品は、インターネットの通販などでも取り寄せ可能ですが、店頭では、真空パックされていないその日に作られた鰹のたたきを、目方売りで購入することができます。水揚げ量によって価格は変動しますが、だいたい腹節で1節1800円から2800円ぐらい、背節は1節2000円から3000円が目安となっています。