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藤桃庵のジェラート

 

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果物王国のジェラート

桃、みかん、梅、イチジク、キウイ...とあらゆる果物の生産量が全国で10本の指に入るフルーツ王国、和歌山。なかでも桃山町でつくられる「あらかわの桃」は高級品。みずみずしくて甘い、美味しい桃が生産されています。

今回訪れたのは、この桃山町で、無肥料減農薬で桃の栽培を行っている「籔本畑下農園」です。わずかの傷が命取りになる桃は、あらゆる果物のなかでも減農薬で育てるのが難しいといわれます。それでも籔本家ではこの栽培方法に挑戦し、どうしても出てしまう規格外の桃を有効活用できるようにとジェラート屋を始めました。桃だけでなく、メロンやマンゴーなどこの辺りで採れる果物をつかったジェラートは、果物そのものの味がしっかりする新鮮なアイス。ぜひ一度、味わいに出かけてみませんか。

 

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桃農園が広がる桃山町

「籔本畑下農園」への最寄り駅はJR和歌山線の下井阪駅ですが、駅から先の公共交通手段がなく、タクシーもつかまえにくいため、ひとつ隣の岩出駅で降りてタクシーを利用する方がお勧めです。タクシーを利用すれば、岩出駅から15分ほどで目的地へ到着できます。

なお、お店付近の道は少し複雑なので、地図アプリやナビの活用をお勧めします。

 

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ジェラートを始めた訳

出迎えてくれたのは、3代目籔本周也さんの奥さん、梓さん。周也さんの代になって本格的に始めた無肥料減農薬栽培の一番の理解者であり、ジェラート屋「藤桃庵(とうとうあん)」を始めることを発案したのも梓さんです。

「減農薬栽培では、どうしても傷ができやすかったりして、加工品にまわす分が多くなります。1回消毒をしなかっただけでも、全品種が生食としては売りものにならず、規格外になってしまった年もありました。そんな時でも、うまく加工品として活用できる手段があればと始めたのが、このジェラート屋です」。

看板メニューは、数年にわたって試行錯誤を繰り返して開発した「桃みるく」。桃のジャムをふんだんに使った濃厚な味が人気です。ほかにも日替わりで毎日6種類を用意。この日は、桃みるく、すもも、フレッシュもものソルベ、メロン、マンゴーと果汁たっぷりのジェラートが並んでいました。

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