コロカ事業

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長野・塩尻の国産無添加ワイン


 

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日本初の無添加ワイン

わたしたちが手にするワインのほとんどには、酸化防止剤が添加されています。これは、醸造過程で、どうしても傷んだ葡萄が混入してしまう可能性があり、そのために添加されているものだそうです。

じつは井筒ワインは、日本で初めて、無添加ワインを製造したワイナリーでもあります。今から30数年前、自然食品の宅配会社「大地を守る会」から無添加ワインを作れないだろうかと打診があり、挑戦してみたのが始まりだそうです。今では、井筒ワインの主力商品となっています。

「無添加ワインは、作ること自体は難しくありません。ただ、収穫の際に、傷んだ葡萄が混入しないよう、丁寧に原料を選別する必要があります」

このひと手間をかけることで、安心して飲める無添加ワインを作ることができるのです。

 

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NAC認定ワイン

もうひとつおすすめしたいのが、2002年に始まった、長野県原産地呼称管理制度(NAC)認定ワインです。これは、食品の事件が相次いでいた当時、長野県が地元の農産物及び農産物加工品の品質の良さをアピールするため、厳しい基準を設け、審査をして品質を認定していこうと始めたものです。

審査員には、ソムリエの田崎真也さんや辰巳琢郎さんなど著名人も多く、今では全国的に認知されて、ホテルやレストランなどからも注文が入るようになりました。井筒ワインは、毎年こちらのNAC認定を取得したワインを販売しています。

NAC認定ワインは、毎年認定された分のみで販売終了となります。現時点では、「NACシャルドネ」や「NACメルロー」は価格も手頃で、比較的在庫があります。厳しい審査を通過した、安心でおいしいワインは、お土産やワイン好きの方へのプレゼントにもぴったりです。

 

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世界に通用するワインを

まだまだ価格が高い印象のある国産ワインですが、井筒ワインでは、1,000円台から購入できる良質なワインも多数用意しています。

「できるだけ多くの人に飲んでもらいたいですし、価格が高いままでは、将来的に伸びていかないと考えています。将来を考えて、"国産でこの値段ならいいよね"と思ってもらえるワインを提供していきたいです。一方で、コンクールでも賞をいただけるような、とことんこだわった高級ワインも作っています。両方作ることが大切だと思います」

ただし、日本では1本何万円もするような最高級ワインはまだ生まれておらず、世界のワインのレベルからはまだまだ遅れているとのこと。「何万円もする価値のある、世界に通用するワインも作っていきたいです」と鵜沢さん。

井筒ワインから、今後どんなおいしいワインが生まれるのか、とても楽しみになりました。

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