コロカ事業

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ぶどうばたけのレーズン


 

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農園は広大…店の方の姿は!?

有限会社ぶどうばたけは、代表取締役の三森斉(ひとし)さんとかおりさんの夫妻が経営する農園。0.5ヘクタール(5km四方)と広大なぶどう畑を所有しており、取材に訪れた日は特に「陽が出ているあいだはずーっと畑に出ている」という繁忙期だったため、「すみませーん」と何度呼んでも返事はナシ。我々に気付いた看板犬マロンも、大きなあくびをして寝床に入ってしまいました。なんとも、のどかな光景です。

「ぶどうばたけ」を訪れた際、万が一同様の状況になった方は、店先の看板に書いてある番号に電話をするとよいでしょう。三森さんが駆けつけてくれるはずです。

 

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「すべては客の声に応えるため」

我々が訪問したときは、どうしたものかと思案していたところに、真っ黒に日焼けした三森斉さんたちが帰ってきました。農園では約10人の従業員が総出で、小さな実を取り除く「粒取り」とぶどうを鳥や雨から守る「傘かけ」とを並行していたとのことです。

お疲れのところ申しわけないと思いつつ、さっそく「レーズンアソート」をはじめとする同店の商品についてお話をうかがいます。三森さんは、農家としては18代目の当主。しかし、レーズンアソートなど新ジャンルの開拓はすべて、斉さんが継いで以降行われたものです。斉さんは「ここ20年でこの農園は大きく変わりました。すべてはお客さんの要望に応えようとした結果です」と語ります。

 

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輸入品との価格競争に勝つために

「うちはお客さんの大部分がリピーターとなり、末長くお付き合いする方がほとんどです」と、三森さん。大事なお客さんからの「この品種のぶどうはないの?」という注文に応えるうち、今ではピアレス、ニューナイ、ジャイアントマスカットなど48もの品種を栽培するようになりました。同様に「レーズンは? ジュースは?」という声に対し、加工品を展開してきたと言います。

ただ、食料加工品は価格面で輸入品に勝てないという現実があります。レーズンの価格に至っては、輸入品の5~7倍になることもあるとか。三森さんは、「だからこそお客さんとじかに会い、こうして手間暇をかけ作っているから、この値段になるんですと説明したい」と言い、「コロプラの『実際にその場所へ行く』というコンセプトは、これを叶えてくれると感じた」と話してくれました。

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