コロカ事業
越前・杉原商店の漆和紙
- 店舗レポート
日本のカタチ
2011年9月、日本橋高島屋の1階正面ホールに大きな和紙のタペストリーが展示されました。
「日本のカタチ」をコンセプトに実施される日本橋高島屋の創業180周年記念企画。その秋の代表として、1階正面ホールを彩ったのが杉原商店プロデュースの越前和紙でした。
我々としても以前からずっと気になっていた越前和紙。これを機にと日本橋へと足を運びました。
和紙のおもてなし
日本橋高島屋に展示されていた巨大な和紙タペストリーはホールのライトに照らされて凛と立ち上がり、時折、微かに揺れると何ともいえない優美さを醸しだし、その存在感の強さに、多くの来店者はふと足を止め、タペストリーを見上げていました。
その様は、杉原商店の越前和紙が日本橋高島屋を訪れるお客様に「いらっしゃいませ」と、静かなおもてなしをしているようでもありました。
この時、和紙の持つ不思議な和のパワーを実感した我々は、早速杉原商店にコンタクト。
先方が快く迎えてくださるということで、いざ越前へと向かったのでした。
杉原商店まで
米原からJR特急しらさぎに乗り武生(たけふ)駅まで50分ほど、武生駅前から「和紙の里」行の福鉄バス・南越線に乗り終点の「和紙の里」まで30分。「和紙の里」バス停より10分ほど歩くと、正面に門、左右に大きな蔵が目印の杉原商店に到着です。
杉原商店でコロプラユーザーを迎えていただく事務所スペースは、道路側より見て左側の蔵の中。杉原商店と書かれている硝子戸がその入口となります。
硝子戸を開け「ごめんください」と一声かけると、玄関左側の事務所から社長で十代目当主の杉原吉直さんがにっこりと笑顔で登場してくれました。