コロカ事業

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東京・伊勢五米


 

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循環式の精米機で精米

ブレンドだけではありません。お米そのものにもこだわりがあります。伊勢五で扱っているお米は、すべて日本穀物検定協会の食味ランキングで特A、またはAランクの指定を受けた地域で作られている一等米です。お米そのものがおいしい上に、ブレンドによってさらに味が整えられ、独特のおいしさができあがります。

さらに、もうひとつの特徴が精米です。現在、多くの米店で使われている精米機は単式といって、1度で精米することができるものがほとんどです。しかし伊勢五では、今も古い循環式の精米機を使い続けています。循環式は7、8回ほどかけて少しずつお米を削っていくため、時間はかかりますが、粒に傷がつかず、きれいに精米できるのだそうです。

「循環式で精米すると、お米を研ぐだけで、粒が光って見えるんですよ」と龍司さん。袋を開けたときの一粒一粒の美しさの秘密は、精米にあったのです。

 

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5つ星お米マイスター

おいしいブレンド米は、豊富な知識やたくさんのお米の食べ比べなど、さまざまな試行錯誤を重ねて生まれました。お店では、どれも1kgから購入することができます。

龍司さんは、先代から後を継いだ10年前、勉強も兼ねて、お米マイスターの資格を取りました。お米マイスターには3つ星と5つ星がありますが、龍司さんが取得したのは、より難しい5つ星お米マイスターです。現在では、5つ星マイスターの数も増えていますが、当時は全国に100人程度しかいなかったと言います。

お米についての話がいろいろと聞けるのも、個人商店ならではの楽しみです。5つ星お米マイスターに、気になるお米のことをあれこれ訊ねてみても、楽しいかもしれません。

 

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自分の味を作る楽しみ

お米屋さんは後継者不足とスーパーマーケットの台頭で年々数が減ってきており、今でも組合の会合に行くと、若い人は龍司さんしかいないそうです。会社勤めをしていた10年前、先代が倒れたことをきっかけに32歳で後を継いだ龍司さんが、米屋の仕事に見出した面白さとは一体何なのでしょうか。

「最近はいろいろなところのお米がおいしくなってきています。お米はとても日本人的な食べ物なので、知れば知るほど各地の郷土の香りがするんです。そういう意味でもとても面白い食べ物ですし、私の場合は各産地のコシヒカリの味を比べてみる、おいしければ少しブレンド米に入れてみようかなと考えたりすることもできます。そうやってオリジナリティのある自分の味を作る楽しみが、うちの米屋の仕事にはあると思います」

龍司さんは、今でも、おいしいコシヒカリがあると聞けばそのお米をとって食べてみたりと、日々、おいしいお米探しを続けています。老舗のこだわりを凝縮したオリジナルの伊勢五米を作り上げることで、どこのお米とも違うおいしさを、提供し続けているのです。

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