コロカ事業
北海道・オホーツクの帆立貝
- 店舗レポート
北の大地へ
北の大地・北海道最大の湖、サロマ湖。
汽水湖(海水と淡水が交じり合う湖)としては国内最大です。
今回我々は、サロマ湖で生まれた北海の幸・帆立を求め、女満別(めまんべつ)空港に降り立ちました。
女満別空港を出て最初に気づいたのは、仄かに香る肥料や土そのもののにおい。都心とは明らかに異なる大地の躍動、息遣いのようなものを実感します。
レンタカーを借りた我々は、サロマ湖の湖畔に位置する水産加工会社「株式会社北勝水産」を目指します。
サロマ湖畔の水産会社
網走市を経由して日本最北の国道、238号に入ると、車窓を流れていく景色は市街から広大な田園に移り変わります。
永遠に続くのではないかと錯覚してしまいそうな長い一本道は、北海道ならではでしょうか。
やがて、全貌を見渡すにはあまりにも広い湖、サロマ湖が見えてきました。
国道238号をさらに進むと、大きな文字で「直売」と書かれた北勝水産の看板が。空港からここまで約1時間の道のりです。
この直売店はサロマ湖周辺のお土産購入スポットとなっており、我々が到着した時間は、バスで乗り付けた団体客や、大きな荷物を背負ったバイカーの方々で賑わっていました。
店内で、販売部のご担当・堀江さんと、従業員の皆さんが我々を温かく迎えてくれます。
サロマ湖生まれ、オホーツク海育ち
早速、北勝水産で販売しているサロマ湖産の帆立について伺いました。
「サロマ湖で生まれた帆立は、1年ほど育てた稚貝の状態から外海のオホーツクに放流し、3年目に収穫作業を行います。」
この漁法は「4年輪採方式」と言われており、オホーツクの漁場を4つに仕切り、毎年順番に漁獲することで漁獲調整を行うものだそうです。
これにより生産量と価格を安定させ、帆立の品質を保っているのです。