コロカ事業
福島県郡山市 「笹の川酒造」蔵元を訪ねる
- 店舗レポート
広大な敷地の謎
笹の川酒造に入ってまず驚くのは、その広大な敷地です。なんと約6,000坪の敷地に、様々な施設が点在しています。
この広大な敷地は、笹の川酒造の歴史と非常に深い結びつきがあるのです。
平成10年まで、この広い敷地に造り酒屋「山桜酒造」と、共同瓶詰めを行う「笹の川酒造」の二つが存在していました。
「笹の川酒造」は「山桜酒造」を中心とした複数の造り酒屋の共同瓶詰め会社として利用されていましたが、時代の流れと共に、利用する会社が「山桜酒造」のみとなったことから、同じ敷地、同じ経営者ということもあって、経営統合を行い、現在の「笹の川酒造」となったのだそうです。
その名残で、建物が左右ですっきりと分かれる構造となっています。このような逸話一つとっても、約240年の歴史を感じさせる蔵元です。
黄色いハート?
当日はかぼちゃ焼酎「黄色いハート」の仕込み日でした。なぜ、かぼちゃなのに黄色いハートなのか?
それは原材料として使用されるかぼちゃに由来しています。
福島県浜通り産のかぼちゃ(九重栗)のみを使用しているのですが、このかぼちゃを縦に切ると、切断面がハート型で、まさに黄色いハート!
なるほどそういうことだったのですね。かぼちゃで作られた焼酎はフルーティーですっきりした味わいになるそうで、今仕込んでいる焼酎は今年の秋頃にかけて出荷されるそうです。