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続・コロプラの新型コロナウイルス感染症対策【在宅勤務トライアル結果】

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、コロプラでも対策が続いています。前回の記事から1か月ほど経ちましたので、最新の取り組み情報をリポートします。あくまでも "社員数900名規模のエンターテインメント企業" の事例ですが、ご参考にしていただける部分があれば幸いです。

続・時系列で見る、
新型コロナウイルス感染症対策 in コロプラ

まずは前回と同様に、時系列で感染症対策をリポートします。以下で「通知」と記されているものは、Slackというコミュニケーションツールでのアナウンスになります。

2月27日(木)
◆ 37.5℃以上の発熱がある場合には、チームおよび人事部へ連絡をするよう通知。
全社朝礼は録音(ビデオメッセージ)配信とし、大勢が集まる会は当面中止。
スーパーフレックス/時差時短勤務の期間を3月末まで延長。
2月28日(金) 小中高の休校を受け、子を養育する社員が休みやすい体制・環境整備に協力するよう全社通知。有給、こども看護休暇、ストック休暇の取得をスマートに進められるよう通知。
3月2日(月) 毎年4月上旬に開催する「全社キックオフ」の中止。
3月6日(金) コロプラでは初となる新卒エンジニア向け『オンライン会社説明会』開催決定。
3月9日(月) 子を養育する社員が有給やこども看護休暇およびストック休暇がない場合は、事情を鑑み、特別休暇付与の対応を決定。
3月中旬 海外への渡航や帰国に関して、出入国規制や検疫体制が強化されていることを受け、措置がとられた国の出身社員と順次面談。ご本人やご家族の希望があれば休職し、帰国いただけるように準備を進めています。

在宅勤務トライアル、2つの注意ポイント

【前提】当社は主にスマートフォンゲームの開発・運用を行う企業で、約900名いる社員のうち8割をクリエイターが占めています(職種の分布はこちらをご参照ください)。一見、「家で作業できそうな職種」と思われるかもしれませんが、私たちには "面白いゲームを作るためには、職種の垣根を越えてみんなで意見を言い合う" という文化が根底にあるため、対面でのコミュニケーション、気軽に打ち合わせできるような関係性を重視しています。

よって、できることならこれまでと変わらず、出社してみんなでワイワイとものづくりをしたいところなのですが......諸外国のように緊急事態宣言が発令され、全従業員が在宅勤務になる事態も想定されます。そのとき、できるだけスマートに事業を継続したいというのが当社の考えです。そこで、今できる最大限の対策として、在宅勤務ができる体制を整えるためのトライアルを始めました。以下に時系列で示しますが、ポイントが2つあります。

1つ目のポイントは一斉に在宅勤務をするのではなく、まずはスモールスタートにしたことです。そして先に在宅勤務をしたメンバーから体制の不備などのバグ出しをしてもらい、そこで出た課題に対応してから徐々に対象範囲を増やし、規模が大きいチームへ適用させていきました。

2つ目のポイントはそのプロジェクトの中心メンバーが先行して在宅勤務をしたことです。こうすることで、会社にいるメンバーも在宅勤務のコミュニケーションに慣れることができ、実際の在宅勤務を比較的スマートに進めることができました。

在宅勤務トライアル、大まかな流れ

Step 1
 2月最終週 【中規模チームA】で一部メンバーが在宅勤務。

Step 2
 3月第1週 【中規模チームA】で全メンバーが在宅勤務を経験。

Step 3
 3月第2週(前半)
  ∟ 【小規模チームB】で主要メンバー第1群が在宅勤務。
  ∟ 【中規模チームC】で主要メンバー第1群が在宅勤務。
 3月第2週(後半)
  ∟ 【小規模チームB】で主要メンバー第2群が在宅勤務。
  ∟ 【中規模チームC】で主要メンバー第2群が在宅勤務。

Step 4
 3月第3週(前半)
  ∟ 【中規模チームD】で主要メンバー第1群が在宅勤務。
  ∟ 【大規模チームE】で主要メンバー第1群が在宅勤務。
 3月第3週(後半)
  ∟ 【中規模チームD】で主要メンバー第2群が在宅勤務。
  ∟ 【大規模チームE】で主要メンバー第2群が在宅勤務。

実際に全従業員が在宅勤務をするときには多少のダウンタイムが発生すると思いますが、現在はおおよそのチームで在宅勤務トライアルが完了し、在宅勤務ノウハウなどをまとめているところです。より具体的に言うと、自宅から社内システムにアクセスするためのネットワーク的な問題の洗い出しを始め、自宅にインターネット環境がない方には会社がモバイルルーターを確保して貸し出すシステムを整えるなど、大まかな対応は完了している状況にあります。

在宅勤務のメリット、デメリットは業務内容や企業文化によって異なると思いますが、当社で一番の課題として挙げられているのは、対面に比べて、コミュニケーションが取りづらいということです。ゲーム制作の場合、気軽に話しかけて「こんな感じ、どう?」と確認をとったり、雑談から生まれるアイデアがあったりしますので......。

コミュニケーションロスを最小限にしたい!
クリエイターたちが選んだ2つのアプリ

ここで、当社の中で課題となった「コミュニケーション」に関する問題を少しでも減らすために実施したことをご紹介させていただきます。
それは在宅勤務を始める前に、スマホに以下の2つのアプリをインストールして、それぞれの通話機能を利用してみるということです。

◆ Google ビデオ通話アプリ「ハングアウト Meet.」
◆ コミュニケーションツール「Slack」


各自のノートPC(Windowsの人もいればMacの人もいます)でテレビ会議をしようとすると、マイクの品質がバラバラで困ることがありましたし、デスクトップPCに至ってはマイクもカメラもないので、通話するための電話機能があるスマホが一番高性能に会話ができるという結論に至りました。ちなみに、イヤホンマイクを併用すると会話の品質が高まります。

会話のツールが使えない状況ですとコミュニケーションでのオーバーヘッドが生まれてしまうので、時間があるときにスマホにアプリをインストールし、周りの方とテストをして、通話の品質を試されることをオススメ致します。もちろん、上記のアプリ以外にも方法はあるかと思いますので、あくまでも弊社の現状として書かせていただいております。

以上、現時点の『新型コロナウイルス感染症対策』でした。また追って在宅勤務ノウハウなどをリポートしていきたいと思います。

最後に、Vol.1と重複しますが、当社ではまずは国内における感染拡大を抑えるためことを第一に対応を進めています。その先に、コロプラのプロダクトとサービスの安定的な提供が実現できますので、従業員一人一人の、そして当社関係者のみなさまの安全と健康を守ることが不可欠であると考えております。

また末筆ながら、ユーザーさまの安全とご健康を、従業員一同、祈っております。
エンターテインメント企業として、これからも変わらず、みなさまに良質なエンターテインメントをお届けできるよう、万全の体制を整えていきますので、ご理解・ご協力のほど、お願い致します。

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