響命クロスディライブACT2
「プロローグ」

  1. 君は難しい顔をしていた。
    頭がもやもやして、気分がすっきりしない。

    キミ、どうしたにゃ? 悩みでもあるのかにゃ?
    どうやら師匠に隠し事はできないようだ。

    君は頭がもやもやして落ち着かないということをウィズに伝えた。

  2. ウィズ

    そういうときは整理整頓をするといいにゃ。

  3. ウィズ

    ついでに掃除もしてほしいにゃ。この部屋は少しほこりっぽいにゃ。

  4. ウィズは顔をしかめて部屋の中を見回す。

    単に掃除をさせたかっただけかもしれない。とはいえ、ちょうどいい気分転換になりそうだと思い、君は荷物を解いて整理整頓を始める。

    クエス=アリアスで、あるいは別の異界での冒険で手に入れた品々。
    そのひとつひとつに、思い出が詰まっている。

    そんな中にあって、ひと際異彩を放つ腕輪のような機械に触れる。
    ディライバーだ。

    懐かしいにゃ。接近戦ハンド・トゥ・ハンドにゃ!了解ガティにゃ!
    ウィズはひとりでクラックハンド隊ごっこをしている。

    君も懐かしい気持ちに浸る。それがいい気分転換になって頭もすっきりした……かと思いきや、もやもやは治まらない。
    それどころか、もやもやとした違和感は増していき、思いが募っていく様はまるで誰かと響き合っているようで……。

  5. ウィズ

    キミ、あれを見るにゃ!

  6. ウィズの手が指し示す先には、強い魔力を放つ虹色の光が見える。

  7. ウィズ

    これは、あのときの……。

  8. 心の準備をする間もなく、君とウィズは謎の光に飲み込まれた。

響命クロスディライブ ACT2 プロローグ

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