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琵琶湖の小鮎醤油煮

 

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「琵琶湖周航の歌」の発祥の地

京都駅からJR湖西線に乗り込み近江今津駅まで1時間。近江今津駅までは、琵琶湖の縁をなぞるように電車が進み、右手の車窓からは雄大な琵琶湖の景観を臨むことができます。湖ならではの穏やかな水面に視線を落とすと、徐々に都会の喧騒が消えていくようです。

琵琶湖北西部に位置する滋賀県高島市は、琵琶湖に面する地域の中でも古くから最も漁業が盛んな地域であり、高島市にある今津漁港では、今でも毎朝新鮮な湖魚が水揚げされています。

また、高島市はコロニーな生活の通常お土産にもなっている「琵琶湖周航の歌」の発祥の地でもあります。近江今津駅のほど近く、高島警察署の前には琵琶湖周航の歌資料館があり、館内では作曲者・作詞者の歴史資料や大正時代の高島市の町並みなどの写真が展示され、館内に流れる「琵琶湖周航の歌」の音色も相まって、昭和の古き良き日本の世界を感じます。

そんな、高島市の中心地でもある近江今津駅から徒歩10分ほど。懐かしい日本の姿を今でも残す「辻川通り」という商店街にコロカ店・魚清(うおせい)商店西店があります。

 

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魚清商店西店の開業

今回、我々を出迎えてくださったのは魚清商店西店三代目の藤戸陽介さんでした。

まずは創業の経緯、そしてコロカデザインモチーフとなった小鮎(こあゆ)醤油煮について、じっくりお話を聞かせていただきました。

創業は明治。陽介さんのひいおじいさんに当たる清次郎さんが魚清商店を設立したのが始まりでした。

古くから郷土料理として、琵琶湖周辺の家庭で盛んに作られていた小鮎醤油煮をより美味しく地元の人に届けようと魚清商店を創業した清次郎さん。

昭和6年ころに江若(こうじゃく)鉄道が浜大津~近江今津間で開通すると、ちょうど今の辻川通りが地元住民の生活導線となり、賑わいのある商店街が誕生しました。

そこで、昭和15年に清次郎さんの次男であった彦次(ひこじ)さんが、琵琶湖沿岸の本店とは別に、魚清商店西店を辻川通りに開業させました。

 

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軟らかい小鮎醤油煮

多くの人が闊歩する商店街に西店を開業すると、より多くの地元の人がお店に足を運ぶようになります。

今でもそうなのですが、魚清商店西店の本質は「商店街の魚屋さん」です。地元の人が毎日足を運び、買い物のついでに様々な会話をしていきます。

そんな会話の中で、「もっと軟らかい小鮎醤油煮が食べたい」との声がいくつか挙がり、その要望に応えながら出来たのが、今の魚清商店西店の小鮎醤油煮なのだそう。

加える調味料の配分や、炊き時間、手を加える加減などを調整し、軟らかく炊き上がった小鮎醤油煮はご飯のお供に、お酒のあてに最適な逸品となりました。

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