コロカ事業

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八ヶ岳のアップルパイ

 

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森に囲まれたパイ菓子店

八ヶ岳南麓、標高約1000mの場所に「八ヶ岳パイ工房」はあります。森の緑に囲まれたお店では笑顔の奥さまが迎えてくださり、オーナーの三井龍史さんと息子さんはすぐそばの工房でパイを焼いていました。今回コロカの対象となるのは、オープン以来の定番であるホールの「アップルパイ」。直径15cm、21cm、25cmの3サイズから選べます。

お話をうかがったのはちょうど夏休みシーズン。静かな道沿いにも関わらず、お店にはひっきりなしにお客さまが訪れていました。居心地のよいテラス席では、買ったばかりのパイを楽しむ家族連れの姿も。毎夏、ここのパイを楽しみにして来る観光客の方も多いそうです。ずらりと並んでいたパイも、夕方にはほぼ品切れに。ひとつずつ丁寧に手作りされたパイには、食べた人をファンにする魅力がありそうです。

 

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お店までのアクセス

まずは、お店へのアクセスから紹介しましょう。東京方面から電車で向かう場合には、新宿駅からJR特急あずさで「小淵沢」駅まで行き、JR小海線に乗り換えて「甲斐大泉」駅まで約2時間半。甲斐大泉駅からはタクシーで約8分です。

また、東京方面から自動車を利用する場合には、中央自動車道・長坂ICで降り、「長坂IC入口」信号を左折、「五町田」交差点を左折します。その先二つ目の「石堂」の信号を左折し、その次の「富谷」信号を右折。それからしばらく直進すると、お店の看板が右手に見えます。少し分かりにくいのですが、お向かいにあるアイリッシュパブが目印になります。長坂ICからの所要時間は約20分です。

 

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手仕事ならではの個性

さて、三井さんがこのお店を始めたのは18年前のこと。お菓子に関わる仕事経験はあったものの、パイ作りはゼロから独学で覚えたそうです。

「最初に持っていたのは、のし棒と生地台だけ。ミキサーもなかった。素人だから、手があれば大丈夫と思っていたんだよね」と笑う三井さん。「独学って聞こえはいいけど、人の10倍の時間をかけなくちゃいけないということ。当時は、朝から夜中まで生地を作り続けました。でも今思うと、苦労して体で覚えてよかった」

工房を見せてもらうと、粉のふるい器など簡単な機械はあるものの、今でもほとんどが手仕事なのがわかります。「機械的に管理された大工場と違い、ここは自然の中の小さな工房。季節や気温によっても変化があります。生地も焼き加減も人の手で調整するからこそ、個性がでて面白いんですよ」

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