コロカ事業
熊谷屋の元祖仙台駄菓子
- 店舗レポート
若い方にも知ってほしい
そんな風に今は箱詰めで売られていますが、昔は近所の子どもたちが買いに来て紙に包んで渡すような庶民的な食べ物だった仙台駄菓子。熊谷さんが今後目指すのは、かつてのように気軽に食べてもらえるお菓子です。
「仙台駄菓子と名前は有名でも、食べたことがない人も多いんですよね。若い方にうちのおばあちゃんが好きです、と言われることがありますが、年配者だけでなく、やっぱり若い方たちに食べてもらいたいです。」
そのために、500円のワンコインで買える小包装のお試しセットを用意するなどの工夫も。こちらは、季節ごとにラッピングの変わる可愛らしいパッケージです。
創業300年の歴史を背負うプレッシャーは想像するだけで大変なものですが、実直にこの駄菓子の製法や味を守り続けていることが伝わってきました。
北山五山で寺巡り
熊谷屋のある周辺で、お勧めの観光スポットを伺ったところ、「北山五山」というお店から徒歩15~20分ほどにある名所を教えてくれました。電車で行く場合は、最寄の駅は地下鉄の「北仙台」駅です。
「北山五山」とは、仙台市の北山一帯に点在するお寺の総称で、仙台城からみて鬼門の位置にあたるこの一帯を守る五つのお寺(東昌寺・覚範寺・光明寺・資福寺・満勝寺)のこと。各お寺が100~200メートルおきに建っていて、満勝寺だけ少し離れて柏木にあります。満勝寺は伊達家の始祖・朝宗公の弔い寺でもあり、歴史好きにはたまらない名所です。
そのほか、北四番丁の隣の勾当台駅には大きな公園があり、仙台の都市中心部にちょっとした森があるかのような憩いのスペースとなっています。
伊達政宗ゆかりの旅も
仙台で取れる「コロニーな生活」のお土産をチェックしてみましょう。まず、宮城県全域では「笹かまぼこ」と「伊達政宗の銅像」を取ることができ、仙台市では「仙台駄菓子」をゲットできます。熊谷屋がある青葉区では「仙台城の置物」「青だるま」が取れるでしょう。
東北新幹線で東京から向かう道中には、大宮で「ミドリシジミのピンバッジ」「硬式野球ボール」、郡山で「起き上り小法師」「くるみゆべし」「こけし」などが取得できます。
宮城県のコロカ店はこれで5店舗目です。東京から北上する途中にある白石市で、「きちみ製麺」に寄るのもよいでしょう。
また、気仙沼の「斉吉商店」や松島の「松島蒲鉾本舗」まで足をのばして、伊達政宗にゆかりの深い松島観光を楽しむもいいかもしれません。