コロプラ 採用情報

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レジェンドクリエイター笹原和也
CG業界からコロプラへ!
知見を活かしてゲーム開発で大活躍!

  1. LIVE事業推進室 STAR STUDIOS
    3Dアーティスト

    笹原和也

    映像クリエイターとして『CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-』、『風雲維新ダイ☆ショーグン』などさまざまな作品に監督、原案・企画などに携わる。2024年コロプラに入社し、『フェスティバトル』の映像制作や3Dデザイン業務における制作管理などを務める。

  2. エンターテインメント本部 B1スタジオ 部長
    リードクリエイター

    角田亮二

    映像制作会社を経て、2012年にコロプラに入社。『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』『白猫プロジェクト』『Rumble City』『PaniPani -パラレルニクスパンドラナイト-』などのディレクターとして開発・運用に携わりながら、最新タイトル『フェスティバトル』のディレクターを務める。

  3. LIVE事業推進室 STAR STUDIOS 室長
    リードクリエイター

    福重潤哉

    映像制作会社を経て、2014年にコロプラへ入社。『東京カジノプロジェクト』では3Dアーティスト、ディレクターとして活躍し、『白猫テニス』『プロ野球バーサス』『ユージェネライブ』でディレクターを経験した後、開発中タイトルのディレクターを務める。

現在コロプラでは、3Dキャラクターアーティスト、3Dアニメーションアーティスト、3D背景アーティスト、エフェクトデザイナーなど、さまざまな3Dアーティストのキャリア採用を積極的に行っています。
今回はCGアニメーション監督として数々の有名作を生み出し、2024年2月よりコロプラに転職した笹原和也氏を迎え、映像業界からゲーム業界へ転職した3名に、転職時の思いや入社後のコロプラについてインタビューを実施。現在のゲーム制作におけるCG技術についてなどをクリエイター目線で語っている内容となっています。

●自身のスキルを活かすためゲーム業界へ

CG映像業界に入ったきっかけを教えてください

笹原 武蔵野美術大学在籍時に出会った「日本のコンピュータグラフィックスの父」と呼ばれる金子満先生の授業をきっかけに3DCGを始めました。金子先生が設立したエムケイに遊びに行きながら、より深く学びました。

当時はまだ高性能なワークステーションでしかCGを作成できない時代でしたが、徐々にパソコンでもできるようになり始めた黎明期でもありました。そして1997年に有限会社笹原組(2002年に株式会社アニマに名称変更)を興し、2010年にILCAという映像制作会社に移籍。以降、フリーランスを経て、2024年よりコロプラに転職し、今に至ります。これまで手掛けたタイトルとしては、アニマ時代に『Cat Shit One』という漫画を原作とした短編CG映画を手掛けたり、ILCA時代では『風雲維新ダイ☆ショーグン』というアニメ・パチンコ台の原案・アニメーション監督も担当していました。

福重 大手食品会社のTVCMに興味を持ち、その制作に携わるCGスタジオに新卒で入社しました。そのプロジェクトでは「LightWave3D」というソフトウェアを使用していたのですが、会社の方から「まずはこの本を読みなさい」と手渡されたのが、実は笹原さんが執筆された『LightWave3Dでいこう!』だったんです。

そのため、かれこれ20年弱前から、笹原さんのことはCGクリエイターとして知っていました。そもそも映像界のレジェンドという認識で、今一緒にお仕事ができていることを光栄に思っています。

笹原 ありがとうございます。

福重 ......と、話を戻しまして、その後は実写映画やCMなどのVFX制作を7、8年ほど携わり、2014年にコロプラに転職。『東京カジノプロジェクト』ではCGアーティストとしてジョインし、以降『白猫テニス』『プロ野球バーサス』『ユージェネライブ』などではディレクターとして関わり、現在は開発中の新規タイトルを担当しています。

角田 私は大学卒業してすぐ映像業界に入り、テレビを主体とした映像の3DCGデザイナーとして過ごしました。当時、とにかく短納期かつ、限られた数秒のなかで何を見せるかを常に考えなければならない映像を大量に作っていましたね。

そんな中、当時コロプラに在籍されていた知人から「CGクリエイターが足りないから来てほしい」と言われて、2012年に転職。入社後は『クマの花火パズル!』や『バトロボ!』などのカジュアルゲームを担当し、『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』では3Dアーティストとしてエフェクトやモデルなどを制作していました。その後、『白猫プロジェクト』ではディレクターとしてゲームをイチから立ち上げる経験をし、現在は『フェスティバトル』を担当しています。

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笹原さんと福重さんはどのような経緯で転職されたのでしょうか。

笹原 率直に言うと、人材紹介会社から紹介されました。会社の経歴などを見させていただいて、「ここは自分のスキルと合うな」と感じたところが大きいです。コロプラのタイトルに関する映像をYouTubeなどで見たとき、お世辞ではなく映像のクオリティが高く、ちゃんとCG映像を作っていこうという気概を感じ取れたところも大きいです。

福重 前職で20代後半を迎えていて、30代をどう過ごすか考えていくうちに、同じCG制作でもゲーム業界に挑戦してみるのもひとつの手だと思うようになりました。
違う業種・畑だとしても、背景やキャラクターモデリングの経験を持っていたところも理由です。決定的だったのは、角田さんがデザイナーとして関わっていた『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』が面白かったことです。当時はまだモバゲーなどが主流のなか、Unityを使用してスマホゲーム作品を作っていることに惹かれました。

現在、笹原さんが関わられているプロジェクトと、担当されている業務について教えてください

笹原 今は5月17日に情報解禁となった『フェスティバトル』を担当しています。こちらは『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』や『モンスターストライク』(MIXI)のキャラクターたちが一堂に会する、6対6のチーム対戦アクションゲームとなっており、私はそのムービー制作部分をお手伝いしています。あとは、毎月リリースされていくキャラクターや衣装のモデリング制作。こちらは膨大にあるので、それを管理する仕事をしています。
CGモデル制作は、まずデザインを決め、モデリングして、アニメーション化するなどの工程がありますが、それらを滞りなく、円滑に進めるのが私の役目です。TVアニメ業界でいう制作進行、プロダクションコーディネーターと呼ばれる立場に近いのかもしれません。

業務内容について前職との違いはありますか?

笹原 思いの外、CGプロダクション時代に経験していたことの延長線上にあるので、すんなり馴染むことができました。普段使用している「Maya」や「After Effects」といったソフトウェアの知識もそのまま活かせました。とはいえ、まだ入社したばかりなので探り探りの状態です。まずは作業を通じてコロプラ社内、仲間からの信頼を得ながら、徐々にさまざまなものに関わっていけたら、と思っています。

あと、コロプラは「こうしたい!」という想いをアピールしていると、いつの間にかディレクターになれたという話を聞いたので(笑)。自分自身の力を付けていきたいですね。

角田 "クリエイティブ"に対して真摯に向き合って、"言葉として良いものにしたいという考え"を発すれば、周りにしっかりと伝わり、実現する可能性があるのがコロプラの良いところだと確信しています。やはり、そういう方は重宝されますし、むしろ心に秘めた意見を発さない方が、モノづくりにとっては「悪」かもしれません。

笹原 もちろん良いものを作りたいという想いはあります。ただ今は、みなさんからの信頼と自身の力を高めることを重視して働いています。

福重 笹原さんとは定期的に状況確認を含めてお話をしていますが、レジェンド的な存在なのにとても周りに気を使われていると思っています。慢心することなく、細心の注意を払いながら良いものを作ろうとしているスタンスに感銘を受けています。

笹原 ありがとうございます、光栄です。

笹原さんは、今後どのようなことに挑戦してみたいですか?

笹原 今はとにかく任せていただいた進行管理をしながら、経験と実績を積み上げて行きたいですね。先の目標としては、自分がアートディレクションしたゲームを出したいという思いがあります。前職で担当した『CARAVAN STORIES』の制作中には、ムービーのクオリティに関してお褒めの言葉をSNS上で多数いただきまして、嬉しかったです。

ただ、実際に今、それを叶えるために何をしたらいいかは、まだ暗中模索の段階です。まずは、3Dパートのグラフィックをすべてマネジメントし、ディレクションできる人間になることが第1ステップかなと思っています。

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●ゲーム業界におけるCG、映像技術について

昨今のゲームにおける「映像」や「CG」技術についてどのように考えていますか?

角田 ゲームエンジンでフォトリアルな表現は昔に比べて容易になっていますが、日本で制作するうえで限られた人員やリソースで勝負するためには、ゲーム体験に合わせたCGのユニークなポイントを追求する必要があります。
そのため、フォトリアルからトゥーン、テックノスタルジア(ドットなど懐古表現)まで、幅広い表現に対応できる技術や才能が必要です。コロプラでしか作れないユニークなビジュアル表現にも取り組んでいきたいですね。

福重 映像業界で使用していたツールがスマホゲーム業界でもマスト化されています。例えば、前職で「ZBrush」などデジタル彫刻ソフトウェアを使ってモデリングしていましたが、入社時では使用されていませんでした。しかし、今では「え、ZBrushを使わないの?」というほど「ZBrush」などを使うことは一般化しています。
海外タイトルに負けないクリエイティブを出すための効率的な手段として、ミドルウェアを上手く活用していきたいですね。

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映像業界の技術がゲーム業界で使われる流れは、以前からあるのでしょうか?

福重 ここ5、6年で加速度的に要求されてると感じています。分かりやすいところでは、ノーマルマップ(ポリゴンの凹凸を疑似的に表現できる機能)は、テクスチャーを描く程度に使用されていましたが、最近ではモデリングのデフォルトになっています。

他にもモーションキャプチャで撮ったデータを「MotionBuilder」を使用して修正、それを「Maya」に取り入れて映像として使うことは、元々映像業界では使用されていた技法です。現在では、手付けをしないモーション制作などミドルウェアや技術の活用も主流になってきたと感じています。

角田 たしかに。「UnrealEngine」に関してもそうですよね。Naniteという3Dモデルを効率よく&高速にレンダリングするシステムで、映画のアセットをそのまま持ってくるなど、エンジン側でそれらをリダクションしちゃうとか。もはや、そういった映像技術こそが今ゲーム業界で必要なスキルだと思います。逆にそれらの知見がないと、モダンなゲームグラフィックスが全く作れなくなってきてしまっているので。

福重 昔はプリレンダーのムービーパートと、リアルタイムのゲームパートが明確に分かれていて、職種としてどちらを選ぶか、という感じでした。現在はプリレンダーがほぼなくなり、リアルタイムが進化した結果、元々映像を志してた方たちのほうが親和性が高くなっているという状況です。

「UnrealEngine」などのリアル志向なゲームエンジンでは、より顕著になります。それらを上手く使うためにはミドルウェアの活用も重要。だからこそ、高いクオリティを目指していく中で旧世代的な作りのみをしている方にとっては難しい状況も多いと思います。

では映像業界からゲーム業界へのキャリアチェンジは可能なんですね

福重 可能です。CGに携わる業務をされている方であれば、持っている技術や知見をゲーム開発のさまざまな場面で活かせると思います。例えばエフェクトや背景、モデリングに関する業務を突き詰められていた方であれば、そのままCGアーティストとして活躍することができます。
加えて制作進行などさまざまな業務に携わられていた方であれば、プランナー・ディレクターという立場でプロジェクトの企画段階から参加できるなど、技術を突き詰めることも広げることもできると思います。

角田 コロプラにはCG映像の業界出身の方って意外と少ないので、知見があることで活躍の場はたくさんあると思います!

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最後に、求職者に向けてのメッセージをお願いします

角田 現在コロプラでは、ユーザーさまが納得するハイエンド&ハイクオリティな映像表現にすべく動いています。そのためには、映像の知識、ノウハウが必須です。ライティングアーティストの方やモーションの方など、あらゆるパートの技術が活きる場所があるので、ぜひお気軽にコロプラの門を叩いていただけると嬉しいです。

福重 少し前までは映像業界と比較して、スマホゲームは技術的難度が低い印象がありました。しかし、今は全くそんなことはなく、場合によってはキャラクターモデリングなど映像より高い技術、バランス感覚を求められるケースもあるほどです。映像業界で磨いてきたスキルは、これからのゲーム制作で確実に必要になってくる技術。ぜひそういった方々と刺激し合えたら嬉しいですね。

笹原 私はやはり人間的に、積極的で明るい方と働きたいです。チーム内のコミュニケーションが円滑となることで、作品のクオリティが上がる現場をいくつも経験してきたので、それが一番重要かなと思います。

また、CG業界の方に伝えたいのは、よりクリエイティブなことがしたい方は、できるだけコンテンツホルダー側を経験してほしいということです。現実問題として、金銭面、待遇、労働環境を含め、好条件が揃っている可能性も高いです。
まだ短期間ですが、私がコロプラで働いていて、もっとも驚いたことは、働きやすい環境を整えるためのスタッフさんが充実している点です。そのおかげで、業務がとても効率化されていて、私は強いカルチャーショックを憶えました。そんな環境ですので、ぜひ同じ志を持つCG業界の方と、いい環境でいいものを作れたらと考えています。

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ありがとうございました!

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