男性育休取得率89%! 「従業員とその家族を大切にする」
コロプラならではの文化が生み出した、育児と仕事の両立支援体制とは
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HR本部 人事部 労務管理グループ 安全衛生チーム
R.S.
人事コンサルティング業界、旅行業界で、人事労務を軸としたキャリアを築く。人事労務業務を一人で一手に引き受けていた時期もあり、労務から人事企画、採用まで、幅広く対応可能な点が強み。コロナ禍をきっかけに転職を考えるようになり、「感動を人に届ける企業に勤めたい」との思いから2022年6月にコロプラに入社。「両立支援」の担当として、育児や介護、病気の治療と仕事の両立を叶えやすい職場環境づくりに尽力している。
--はじめに
コロプラでは子育てと仕事の両立支援に力を入れています。産休/育休前後の従業員をサポートする「オフィスmama/papaコンシェルジュ」や、子どもが小学校を卒業するまで利用できる育児短時間勤務など、各家庭の事情に合わせて、柔軟に働けるような仕組みを次々と整備してきました。育休取得率も女性が100%、男性が89%と非常に高く、「従業員とその家族を大切にする文化」が以前から培われています。
そこで今回、HR本部 人事部 労務管理グループ 安全衛生チームで「両立支援」を担当するR.S.さんにインタビューを実施。さらに後半では、実際に産休・育休を取得したパパ・ママ社員にコロプラのリアルな育休事情についてお話を伺いました。
コロプラならではの両立支援制度について、人事目線と従業員の目線で詳しくご紹介いたします。
- INDEX
- 【1】子育て世代の悩みや不安に寄り添い、柔軟な仕組みで「育児と仕事」の両立を支える
- 【2】男性も9割が育休を取得。「従業員とその家族」を大切にするコロプラ
- 【3】働くパパ・ママ社員に聞いた!コロプラのリアルな育休事情
子育て世代の悩みや不安に寄り添い、
柔軟な仕組みで「育児と仕事」の両立を支える
「安全衛生チーム」は、普段どのような取り組みを行っているのですか?
書いて字のごとくなのですが、安全衛生チームは、従業員のみなさんの健康を守ることを使命としたチームです。私の担当する「両立支援」のほか、健康診断やお悩み相談、障がい者雇用など、昨今注目を集めている「健康経営」につながるような取り組みを多数実施しています。
R.Sさんの担当されている「両立支援」とは?
育児や介護、病気の治療など、各従業員がプライベートで抱えるさまざまな事情と仕事の両立を支援する業務です。コロプラでは特に、従業員の平均年齢が35歳と子育て世代と重なっていることもあり、「育児と仕事」の両立をサポートする制度が手厚く整えられています。
具体的には、どのような制度があるのでしょうか。
子育ては、各家庭によって本当にさまざまな状況や事情があるものです。そのため、より柔軟性の高い制度を整えられるよう私たちも意識しており、例えば「マイタイム」という仕組みを整備しました。これは子どもを育てる従業員を対象に、子どもが小学校を卒業するまでの間、ライフスタイルに合わせて「時差出勤」「短時間勤務」「時差短時間勤務」の3つの勤務スタイルからご自身に最適なものを選んでいただける制度です。
また、「次世代サポート休暇」という制度を設け、年次有給休暇の残日数が0日となってしまっても、子どもの通院を伴う看病が理由であれば年に5日間の有給休暇を追加で取得することができるようにしました。この制度は「次世代」と名付けているとおり、現在お子さんがいる方だけでなく、妊娠を希望して不妊治療を行う方とその配偶者の方も利用可能です。
さらに、子育て中の従業員の不安や悩みに寄り添い、それらをなるべく解決に導けるよう支援する「オフィスmama/papaコンシェルジュ」というワンストップサービスも提供しています。産前産後休業や育児休業に入る前には、男女関係なく必ず私たちとの面談を実施し、コロプラで独自に制作した「パパ手帳/ママ手帳」を配布。休業中もオンライン面談やチャットでコミュニケーションを取ったり、職場復帰後にも3カ月ごとの定期的な面談を行ったりして、子育て中の方が仕事と育児をバランス良く両立していけるようサポートしています。
オリジナル手帳も制作されているのですね。
そうなんです。これは出産・育児に関連する行政手続きなどをまとめた手帳で、男性と女性で確認しておくべき制度が異なることも多いので、あえて「パパ手帳」「ママ手帳」の2種類を作成しています。「オフィスmama/papaコンシェルジュ」とあわせて、すでに5年以上実施している制度です。
男性も9割が育休を取得。
「従業員とその家族」を大切にするコロプラ
コロプラの育休取得率を教えてください。
最新の育休取得率は、女性が100%、男性が89%です。
女性は子どもの保育園が決まるまで育休を取得される方が多いかと思いますが、男性はどれくらいの期間、育休を取得されているのでしょうか。
平均して約3カ月間の育休を取られる方が多いですね。とはいえ、半年から1年の長期で取得される方もいらっしゃいます。
男女ともに育休取得率が高い理由は、どこにあるのでしょうか?
5~6年ほど前から「家族を大切にする文化」を会社全体で育んでいることと、経営層が子育てに深い理解を示してくれる点が、大きな理由だと思います。
家族を大切にする文化については、結婚や出産のタイミングで会社から「くま'sギフト」というプレゼントをお贈りしています。サプライズのため内容は秘密ですが、過去には、従業員のお子さんの七五三や小学校入学などのタイミングでプレゼントをお贈りしていました。ご家族をオフィスに招待する「Family Day」というイベントもあり、会社全体で従業員のお子さんの成長を見守っていく風土が出来上がっています。
また、先ほど少しお話した、子どもが小学校を卒業するまで自身の働き方を選べる「マイタイム」に関しては、経営層の後押しもあって実現した制度でした。この制度は現場の子育て社員の声をもとに企画し、人事から会社に提案をしたのですが、正直に申し上げると、小学校卒業までの長期間時短が可能な仕組みを整えるのは難しいかもしれないと、人事の現場では思っていたんです。
しかし、子育て経験のある役員が「子育ては小学校に入学した後も実は大変なものだから」と理解を示してくださって、小学校卒業まで利用できる制度になりました。役員も「Family Day」にお子さんを連れてくることもありますし、会社のトップが子育てに理解があるからこそ、男女関係なく育休が取りやすい環境になっているのだと思います。
育休を取得してキャリアが分断してしまう不安や、育休中に会社とのコミュニケーションがなくなって職場復帰に不安を抱えてしまう場合もあると思うのですが、そういった不安へのケアはどのように実施されていますか?
コロプラの場合、役職者も自然に育休を取得しています。そうした方々がひとつのロールモデルとなっているため、育休取得でキャリアがストップしてしまうことへの不安を抱えている方は、社内にほとんどいないように思います。
一方で育休中の会社とのコミュニケーションに関しては、私たちのほうから積極的に情報発信をするようにしています。会社の動きをなるべくタイムラグなく把握していただけるよう、新たな制度の開始なども含めて、必要な情報をまとめて定期的に育休取得者に発信しています。
とはいえ、こうしたサポートを行っても、やはり職場復帰前は不安が募るもの。そのため、育休から復帰する従業員に対しては、直前に細やかなヒアリングを行い、ご家庭の状況に合わせた適切な支援ができるよう、現場の上司とも連携を取りながら体制を整えています。そのうえで、復帰直後の働き方についても予め本人、上長、人事のあいだで話し合うことで、スムーズに仕事に戻っていただけるようにしています。
コロプラへの応募を考えている方へ、一言メッセージをお願いいたします。
コロプラは「新しい体験」を届けたいという想いで、みんなが本当に良いものを作りたいと考えているクリエイターの会社です。リリース前のタイミングなど、配属先によって繁忙期はもちろんありますが、その中でも、育児と仕事を両立できるよう様々な支援を行っており、会社全体でみても、その点に対して理解のある風土が根付いています。子育て中の方にもご活躍していただける環境ですので、ぜひ多様な方と一緒に働くことができたら嬉しく思います。
働くパパ・ママ社員に聞いた!
コロプラのリアルな育休事情
コロプラでは、男女問わず子育てと仕事の両立を支援する施策を会社全体で推進しています。実際にコロプラで産休・育休を取得した従業員に育休取得にあたって感じたことや復職後の働き方などについてお話を聞いてみました!
エンジニア
M.B.
10ヶ月の男の子
エンジニア
T.M.
1歳の女の子
バックオフィス
K.O.
4歳と2歳の男の子
皆さんが産休・育休を取得した理由、取得にあたって不安に感じたことを教えてください。
M.B. 僕が育休を取得した理由は、子育ての負担を分担したかったからです。 初めての育児で右も左も分からず、とても大変だということは周りの人から聞いていました。
出産直後で大変な時期に妻にだけ育児を任せるのは無責任だと感じ、私も一緒に参加することで負担を分担しようと思いました。 ただ、分担すると言っても、仕事と育児を両立させることに不安を感じたため、思い切って育休を取ることに決めました。
また、コロプラは女性だけでなく、男性の育休取得率も高く、そうした土壌ができていることも育休を取得した理由の一つです。取得にあたっての不安というほどではありませんが、「職場への影響」は不安に感じていました。 数ヶ月間仕事から離れることで同僚への負担が大きくなり、迷惑がかからないかと気になりました。ただ、当時私が所属していたチームは人数が多かったことと、これまで頑張ったから少しくらいわがまま言ってもいいかなと思い、周りのフォローもあって、安心して育休をとることができました。
T.M. 僕も同じで家族のことを一番に考え、育児に専念するために育休を取得しました。他社では割と珍しいかもしれませんが、コロプラでは男性育休の実績も理解もあり、育休を取るというのは自然な流れとして受け入れられているんだと思います。
職場やチームへの影響はさることながら、制度を利用するのは初めてだったので、育休をとるための色々な手続きや申請に漏れがないか心配でしたが、周囲の方や人事の方のサポートもあってスムーズに育休に入ることができました。
K.O. 私はコロプラで二度産休・育休を経験しました。「子供は3歳までに一生分の親孝行をする」という言葉もありますし、それだけのかわいさを持った幼いころを可能な限り一緒に過ごしたいと思い、育休を取得しました。
最初に育休を取得しようと思った時は、 キャリアが一時的に途絶えることと復職後の育児と仕事の両立という未知の働き方について、不安を感じていました。
しかし、コロプラは経営層や管理職の子育てに対する理解があり、会社全体で育休の浸透が進んでいましたし、上司や社内のメンバーの温かいサポートもあって、第一子、第二子の出産時ともに安心して産休・育休に入ることができました。
育休を取得したことで、ご家族や社内の方の反応はいかがでしたか?
M.B. 妻は非常に喜んでいました。今でも感謝を言われるほどです。妻が働いている会社には男性の育休取得者がほとんどいないこともあり、育休環境が整っているコロプラにはとても感謝をしていました。
また、社内の方は良くも悪くもこれといった反応なく、「いってらっしゃい」くらいでしたね(笑)男性の育休取得者が多いので、特別感がなかったのではと思います。
T.M. 家族からは「とても助かった」と言ってもらえたので、育児休暇を取ってよかったです。
社内の人たちは「会社のことは心配せず育児頑張ってください」と、温かい言葉で送り出してくれたので安心して家族をサポートすることができました。
復帰に向けて会社側のサポートはどうでしたか?
K.O. 育休中も人事の方と必要な連絡はすぐ取れる体制でしたし、復職前には上長との面談、復職後も人事の方と定期的な面談があり、安心して職場に戻ることができました。
育休が明けて仕事復帰した時は、どのように感じられましたか? また、現在はどのような働き方をされていましたか?
M.B. 育休期間の3ヶ月があっという間に過ぎ去って、「帰ってきたなぁ」という感じでした。復職前に事前に面談があったり、会社の情報を見たりしていたので、会社から離れたという意識はなく、緊張や不安などはありませんでした。
現在はフルタイムで残業もしつつ働いていますが、子供が1歳になって保育園に入ったら、妻の代わりに私が時短勤務を取って働く予定です。
T.M. 育休期間は3ヶ月と少しでしたが、実際は仕事のキャッチアップが大変でした。
ただ、職場の人は変わらずに迎えてくれたので、大きな不安もなく復職することができました。
育休明けは早めに出社して早めに退社するという働き方でしたが、今は通常に戻りつつあります。
K.O. 上司やメンバーの理解や協力もあり、大変ありがたく思っています。一緒に育てていただいているという気持ちです。
基本的に9時から18時まで、在宅で勤務をしていますが、状況に応じてフレックスタイム制を活用して勤務時間を調整しています。
育休前後で働き方は変わりましたが、自分の役割を見定め、果たすという点は変わらず、理解ある周囲のみなさんにもお返しできたらという思いで業務にあたっています。
コロプラはこれからも従業員とその家族を守る取り組みとして、男女ともに育児と仕事の両立がしやすい職場環境を推進していきます。
今回ご紹介した両立支援に関する制度については、採用サイトに詳細を記載しておりますので、ぜひご覧ください。
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