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新卒入社から半年を振り返る「スキルアップシンポジウム」を実施しました!
2023年10月某日、3日間に分けて「スキルアップシンポジウム」を実施しました。
こちらの会で、4月に新卒入社された方に半年間の研修や業務内容を振り返っていただきました。
さらに、会には教育をサポートしてくれているブラザー・シスターの方や先輩社員たちの姿が!
社会人として初めての発表会。ドキドキの様子と発表内容の一部をご紹介したいと思います!
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- INDEX
- 【1】スキルアップシンポジウム デザイナー編
- 【2】スキルアップシンポジウム プランナー、クライアントエンジニア編
- 【3】まとめ
スキルアップシンポジウム デザイナー編
発表会1日目、2日目はデザイナー6名の発表でした。
3Dアーティストのみなさんは、Mayaなどのツールを使用した3D関連の研修を受けつつ、各タイトルのエフェクトやキャラクターのモデリングやモーション、3D背景の制作を担当。初めて使用するソフトや行程に試行錯誤しながらも、自分の表現ができるようになっていく過程を楽しみながら業務に打ち込むことができたそうです。
また、UIデザイナーのY.I.さんは、運営中のゲームで使用するアイコンやバナーの制作業務について発表していただきました。
ゲーム内に実際に反映される内容を作るということで、ユーザーさまからどのように見えるのか、文字を認識できるのか、などの「視認性」と「可読性」を意識するという気づきを得ることができたようです。
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制作物※一部抜粋
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キャラクターモデル制作研修
「6頭身で剣を装備したアクションゲームのプレイヤーキャラクター」を自分でデザインし、モデル制作を行う。
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モーション制作研修
キャラクターモデル制作研修で作ったモデルに「歩き」「ジャンプ」「武器攻撃」「自由課題」のモーションを付ける。
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背景制作研修
『とらべる島のにゃんこ』の背景モデルを制作し、レイアウトやライティングを勉強。
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エフェクト研修
『白猫プロジェクト』に登場するキャラクターのスキルエフェクトを制作。
職種研修・担当業務においてアウトプットを終えた感想と今後の目標 ※一部抜粋
- 今まで使用したことのないツールに触れたり、使っていたツールでも新しい発見があり、前よりもずっと自分ができる事の範囲が広がりました。設定画やデザインから意図を汲み取って3Dに落とし込むこと、細部まで表現することの難しさを実感しつつ、デザインの案出しから経験することになり「デザイン......わからない!」と何度もフィードバックをいただき試行錯誤が尽きませんが、最後まで自分で作り上げた経験はとても大きいと思います。
- モデリングからモーション作成までのセットアップを経験できる機会はこの先もほとんどないと思うので、研修で経験できてよかったです。
関節を意識したモデリング方法や違和感のないモーション作成を、先輩社員のみなさんが丁寧に教えてくださり、効率よく学ぶことができました。また、同期の絵がうますぎて、いい意味でショックを受けました。もっと成長したいと思いました。 - 最初は感覚がわからなかったため、自分の好きなように構成や色味を考え、デザインしていました。ですが、フィードバックを受けてみて、いかに自分がゲームをプレイしてくださっている方々のことを考えられていなかったかわかりました。
実機サイズ(スマートフォンから見えるサイズ)を確認しながら作品の視認性や文字の可読性を意識しながら制作し、ユーザーさまがしっかり認識できるか考えなければいけないと学びました。
スキルアップシンポジウム プランナー、クライアントエンジニア編
3日目は、プランナーとエンジニアの3名の発表でした。
実際の業務を任されることとなった3人は業務全体の流れを学びながら、チーム内の雰囲気を直接感じることができたとのこと。
特にプランナーのK.S.さん、K.T.さんは、自身の業務の影響範囲や他職種との連携の重要さを感じ、とてもよい刺激になったと発表していました。
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制作物(プランナー)※一部抜粋
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『白猫プロジェクト』
クエストマップ設定①
クエストの概要書を作成し、先輩社員からフィードバックをもらう。OKをもらった後、Unity上でマップチップを設定。
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『白猫プロジェクト』
クエストマップ設定②
デザイナーが用意したオブジェクトを使用してステージを飾り付けていく。配置する際には、ゲームの世界観に合わせてオブジェクトを選択する。
制作物(クライアントエンジニア)※一部抜粋
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アクションゲーム研修
3~4週間かけて、指定された社内ライブラリを使用してクォータービューの3Dゲームを作成。
キャラクターの移動やステージ作成など、各Chapter毎に開発を行い、先輩社員からレビューを受けて完成を目指す。
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『白猫GOLF』ドライビングコンテスト開発
『白猫GOLF』内の新イベントを開発。
既存のイベントに共通の処理をしているものがあったため、そちらを参考にしながら実装を行う。
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『白猫GOLF』新アイテム開発
「ルーンとチケットの使用数を選択する画面」と「使用の確認ダイアログ」と「使用結果画面」を開発。
また、同じ見た目をしている既存の画面があったため、それらの画面の処理も変更。
職種研修・担当業務においてアウトプットを終えた感想と今後の目標 ※一部抜粋
- とにかく「やることが多い!」の毎日で、最初の大きな課題は「業務に優先度をつける」ことでした。部長から「同時並行で全て進めるのではなく、ひとつひとつを効率良くこなしていくのが大事」と教えていただき、まずは優先度を確認するように意識を変えていきました。自分のできなさに落ち込むこともありましたが、業務はとにかく楽しく、プランナーの方だけでなく他の職種の方と話をして、「同じ方向を向けた!」と思う瞬間はなかなか得難いものでした。
- さまざまな懸念を解消し、それぞれの期日を守ることが求められる環境は、スマホゲームの運営ならではのとても刺激的なものだと思いました。
また、プランナーは業務上ほとんど全ての職種の方と関わることになるため、その点の楽しさはあるのだろうと先輩を見ていて思いました。それと同時に、他の職種の方のタスクを妨げないような意識を持って業務にあたることが大事だと改めて感じました。 - 配属されて業務に関わるようになってからは、他者が読んでも理解できるコードを書かなければならないと思いました。先輩社員から運用中のアプリの修正は慎重にならなければいけないと言われ、影響範囲を強く意識するようになりました。とにかくコードを読んで理解しなければコードの変更が影響する範囲が分からず、思わぬバグの原因になります。影響範囲を確認するのは大変ですが、今までに触れたことのない規模のコードに触れられるというのは刺激にもなりました。
また、デザイナー、サーバーサイドエンジニア、プランナーと連携しながら仕事を行うので円滑なコミュニケーションが必要と感じました。今後は、プランナーの想定とは異なるものを作らないよう、仕様を細かく確認しながら不明な個所は他業種の方に相談して制作を行っていきたいです。
まとめ
「スキルアップシンポジウム」は、半年間の研修と業務内容の振り返りを言語化することによる学びの再認識と、同期の発表を受けて他者と自分を比較することで内省を深めた上での自己成長を促す目的で行いました。
発表内容に対して「なるほど」とうなずく方がいたり、終了後に質問や意見交換が行われており、お互いに良い刺激を得られていたようです。
また新卒社員のみなさんには、発表の最後に「来年3月までの目標」を立てていただきました。
コロプラでは、新卒入社のみなさんに1年間の業務を振り返っていただく「新卒フォローアップ研修」を3月に予定しております。その時、今回立てた目標を達成できているか、みなさんの成長がとても楽しみです!
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