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車いすバスケ 藤澤潔×柳本あまね×赤石竜我に聞く、
コロプラアスリートとしての魅力と展望

  1. 元車いすバスケットボール男子日本代表

    藤澤 潔

    2018年5月入社。2021年に競技を引退し、現在は選手として歩んできた経験をもとにコロプラ所属アスリートの支援業務や広報活動を中心に人事部でセカンドキャリアを歩む。

  2. 車いすバスケットボール男子日本代表

    赤石 竜我

    2023年4月に初の新卒アスリート社員として入社。2018年初代表入りし、2022年にはU23世界選手権金メダル獲得に貢献。

  3. 車いすバスケットボール女子日本代表

    柳本 あまね

    2023年4月に初の女性コロプラアスリートとして入社。2014年(当時高校1年生)初代表入りし、2019年のU25世界選手権4位獲得に貢献。

2023年6月現在、7名のアスリートが所属しているコロプラ。今回は「車いすバスケットボール」(以下、車いすバスケ)を主題として、現役引退後にコロプラで所属アスリートの支援業務を行っている藤澤さんと2023年4月に入社した赤石竜我選手、柳本あまね選手の3人の対談を実施し、コロプラを知った経緯や所属する魅力、車いすバスケを始めたきっかけ、今後の展望など、車いすバスケ人生における過去・現在・未来について語っていただきました!

会社全体で応援する雰囲気と競技へ集中できる環境が
コロプラ所属への決め手

まずは自己紹介をお願いします。

藤澤 2018年にアスリート雇用で入社し、競技に専念してきました。2021年に競技を引退し、今は人事部に所属して主にアスリートたちを支援する業務を担当しております。


赤石 現在、車いすバスケ男子の日本代表として活動しています。コロプラには今年の4月に新卒として入社しました。


柳本 私は以前、別会社に所属していて週に2、3日働きながら競技をするという生活を送っていました。ですが、来年に大きな大会が迫っていて、どうしても競技環境を整えたいと思い、赤石さんと同じく今年の4月にコロプラに転職させていただきました。

皆さんがコロプラを知ったきっかけは何でしたか。

藤澤 柳本さんの環境とも似ていますが、私も2017年までは別の会社にフルタイムで勤めながら、定時後に練習するという環境に身を置いていました。しかし、周りの選手たちのレベルも上がっていくなかで、日本代表として活躍し続けるためにはさらに競技に専念できる環境に身を置きたいという思いが強くなり、自分の希望通りの環境を提供しているコロプラに所属しました。


赤石 決め手となったのはなんだったんですか?


藤澤 当時、恵比寿にあったコロプラのオフィスに行ったとき、受付がとても綺麗で、大スクリーンには映像が流れ、大きなぬいぐるみも置かれていて。「都会のゲーム会社だ!」と衝撃を受けたんですよね。あとは、オフィスですれ違う方がみんな挨拶してくれて、雰囲気がとても良く、気持ちの良い会社だなと。赤石選手のきっかけは、たぶん私かな?


赤石 そうですね。ずっと同じクラブチームにいましたし、コロプラでアスリート社員として活躍されている姿を見ていました。ちょうど昨年、僕が大学4年生の就職活動の際に、藤澤さんから「コロプラはどう?」みたいな話を受けたのもきっかけのひとつですね。


藤澤 「コロプラ」という選択肢もあるよ、と。


赤石 そのあと、エージェントを通してコロプラに応募し、面接を重ねていきました。その間に、コロプラはアスリートのことを、ただのビジネスパートナーとしてではなく、ちゃんと応援してくれているんだなというのを強く感じ、入社を決断しました。


藤澤 実際に入社してみてどうでした?


赤石 藤澤さんと同じく、本当に雰囲気がいい会社だなと感じました。大学生だった自分が想像していた社会人って、何かピシッと四六時中静かにパソコンに向き合っているようなイメージでしたが、コロプラはみんな優しくて笑顔が溢れていたんです。それにオフィス内は漫画やゲームなどエンターテインメントに溢れていて、自分の想像していたものと全然違うところにすごく魅力を感じました。


藤澤 実際に大会があれば従業員が応援に来てくれたりとかね。柳本選手のきっかけはどうでした?


柳本 私も赤石選手と同じくエージェントを利用しました。私自身がゲーム好きで、コロプラが掲げる「"Entertainment in Real Life" エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」という言葉が車いすバスケにも通ずるなと思ったんです。私がなりたいものと、コロプラが目指しているものがマッチしているなと感じ、「もうここしかない!」という感じでした。なので、他社にはまったく応募していません。


藤澤 ラブコールに近い形だったんですね!実際に入社してみてどうでした?


柳本 ありがたいことに、ちゃんと競技に専念できる環境がありました。
あと藤澤さんと同じく、オフィスが綺麗で、オシャレな感じに驚きましたね。

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実際に所属して魅力だと感じたところを教えてください。

藤澤 やはり競技に100%専念できるところですね。今でこそ、他の企業さんでも実施されていますが、7、8年前は中々そういう環境がなかったんですよ。パラスポーツも日本代表レベルになると、毎月のように代表合宿や海外遠征を繰り返し、平日から集まれるメンバー同士が切磋琢磨し合う。覚悟を持って時間と資金面を用意できない選手は、トップアスリートとしてやっていけないという部分が、事実としてあるんです。だからこそ、自分の人生をかけて競技に安心して専念できる環境があることが、コロプラの一番の魅力だと思っています。あと、私の場合はヒゲを生やしてOKだったのもありがたいです(笑)。髪型やヒゲなどは個性として自由にしていいところも好きですね。


赤石 活動に専念できるという部分はもちろんですが、アスリート雇用は会社によってはほとんど企業との繋がりがない場合も少なくありません。でも、コロプラはアスリート活動に専念できる環境がありつつ、会社ともちゃんと繋がりがあることが本当に魅力的だと思っています。


柳本 分かります。私の前職では、会社として応援はしてくれているけど、個々の繋がりはあまりなかったんです。コロプラは競技に専念できる上に、アスリートたちが個々の活動を社内ブログに掲載して、私達が発信した声を社員の方々が聞いて応援してくださるという形になっています。


藤澤 「●●に試合に行ってきます」と書くと、「がんばって!」とコメントをくれたり、実際に会場に来てくれたりとかですよね。


柳本 そうなんですよ。会社としてはもちろん、個々の社員さんとの繋がりも今すごく感じています。そして応援してくださるからこそ、なんとか結果を残して会社に良い影響を与えたいという思いを自然と持てています。

現役所属選手が語る
車いすバスケとの出会いと魅力

車いすバスケを始めたきっかけを教えてください。

藤澤 現役選手に聞いていこうかな。赤石選手はどうでした?


赤石 僕は中学生の頃からですね。当時仲の良かった友人たちがみんなバスケ部に入っていたこと、あとは兄が中学、高校とバスケ部だったことで、僕もやってみたいなと思ったんです。そして実際に部活に入ったものの、危ないからと全然一緒に練習させてもらえなくて。自分のやりたいこととは違うなと思っていたときに、知人に紹介してもらったのが車いすバスケでした。そして今、僕が所属している埼玉ライオンズに見学に行ったのがきっかけでしたね。


藤澤 実際にプレイしてみてどう感じましたか?


赤石 誰もが通る道だと思いますが、最初はリングまでボールが届かないんですよ。その上で、車いすの操作とボールの扱いを両手でしなければいけない。始めはかなり苦戦しましたが、気付けば自分もスリーポイントを打てるようになっていました。

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藤澤 柳本選手の車いすバスケとの出会いは何ですか?


柳本 私は小学校4年生のとき、姉と『ハイスクール・ミュージカル』という映画を見て、バスケットボールに魅力を感じました。この時点ではまだ車いすバスケの存在を知らず、シンプルに「バスケがやりたい!」という思いだけでリハビリをやっていたんです。そしたら先生が「車いすバスケという競技があるよ」と教えてくれて。その後ご縁があって、今の京都にある女子チームに入りました。


藤澤 バスケへの憧れを持って、車いすバスケに出会ったんですね!


柳本 案の定、ドハマリしました!とにかく楽しかったですが、もちろん苦労したところもあります。私は3歳から車いすに乗っていますが、競技用の車いすの操作にかなり手こずりましたね。


赤石 ブレーキがなく全部手で止める、旋回性を重視して車輪が斜めになっていたりと、最初は慣れない部分がありますよね。


柳本 上手くなるために、ひたすら練習しました。

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車いすバスケの魅力とはどういったものでしょうか。

藤澤 一言で魅力といっても中々難しいかもしれないですが、赤石選手はどうですか?


赤石 やはり特徴的なのが車いす同士が激しくぶつかるコンタクトですね。"コート上の格闘技"と言われるほどの激しさが、車いすバスケならではの魅力だと思います。あと、特徴的な戦術も多いですね。


柳本 私はこういった質問を受けた際に「五感で楽しめる」と答えています。たとえば視覚は、赤石選手が言っていたような選手同士のコンタクトなど。聴覚は、ボールや車いすが奏でる音。嗅覚は、近くで見ていると感じられるタイヤの焦げた匂い。


藤澤 味覚と触覚はどういうところですか(笑)?


柳本 汗の味とか、空気感(笑)?まあ、五感のうち3つは味わえるので。ほかにも、皆さんが車いすに座って頂けたら、一緒に同じ競技を楽しむことができるのも魅力だと思っています。

他競技のコロプラアスリートの存在から
多様な思考を学ぶ

コロプラには他競技選手も在籍していますが、他の選手との関わりはありますか。

赤石 入社したばかりで、まだ直接お会いする機会が少ないんですけど、もっとお話したいなと思っています。車いすバスケ選手同士だと似たような考えになりますが、他競技の方の話を聞くと「そんな考え方もあるのか」と多様な考え方が学べますからね。今後、コロプラでも他競技のアスリート選手同士の関わり合いをもって、色々と学ばせていただこうと思っています。


藤澤 たしかに、自分の知らない世界だからこそ学べる部分も多いですよね。


柳本 私もまだ直接お会いしていませんが、入社した際に皆さんから「入社おめでとうございます」というメッセージが届きました。また、他選手の日報で斬新なトレーニング方法を知ることができるのも興味深いです。たとえば、車いすラグビーの選手で、筋力自体は私より少ないのにパワフルに動きまわるんです。どういうフィジカルトレーニングをしているのか気になって調べたり、相談できるという環境がいいですね。また、大会の成績報告を見ると、「私も頑張ろう!」という励みになりますし、一緒に高め合っていきたいなとすごく思います。

コロプラ社員として、そして競技者として今後の目標を教えてください。

赤石 新入社員の身としては、まずは社会人としての基礎を学び、早く一人前の社会人になりたいですね。競技者としては、応援してくださる皆様に結果で応えるのが、我々アスリートの使命です。そこを常に意識し、結果にこだわって活動していきたいなと思っています。


柳本 競技力向上のために転職させていただいたので、自分に甘えることなく、さらに喝を入れて強くならないといけないと思っています。今後、いくつも大きな大会が控えているので、全てメンバー入りして、赤石選手が仰ったように結果で魅せたいなと。「コロプラに柳本が入ってよかった」と思っていただけるような、アスリートとしても、社会人としても一人前の人間になりたいですね。


藤澤 私は現役時代に怪我などもありましたが、周りの方のサポートによって安心して競技を続けることができました。そして今度は私がアスリートをサポートする立場になり、自分だからこそできるような、アスリートたちが常に競技に専念できる環境を作っていこうと思っています。
また、最初に話題に挙がっていましたが、会社や従業員との繋がりも重要視しています。自分が身を置く組織のことや仲間の名前が分からないような関係は絶対に作りたくありません。これは自分が現役だった頃にしっかりサポートしていただいたこともあり、そのつなぎ役を今度は自分が果たせればと思っています。


赤石 藤澤さんのセカンドキャリアとしての姿を間近で見られるのは、現役選手としても安心します。


柳本 もちろん、まだまだ引退は考えていませんが!


藤澤 トップアスリートたちが世界で戦う姿は、従業員の皆さんにモチベーションや刺激を与え、従業員の皆さんの応援はアスリートたちに大きな勇気を与えます。お互いに影響を与え合う、そういった一体感を生み出せるのがコロプラアスリートの価値だと思います。多くの皆さんが「コロプラっていい会社だな」と思えるきっかけとなるような存在にしていきたいですね。

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現役選手のお二人、そしてセカンドキャリアを歩んでいる藤澤さんの活躍に期待しています。今日は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!

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