2022年2月、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、コロプラは「恵比寿ガーデンプレイス」から六本木にある「東京ミッドタウン」にオフィスを移転しました。ユーザーさまに"「新しい体験」を届ける祖となるコンテンツ"を生み出すため、掲げた新オフィスのコンセプトは「従業員の健康」と「クリエイティブな活動環境」。専門家監修のもと、抗ウイルス天然素材「リノリウム」導入や換気量増強など、科学的根拠に基づいた感染対策に特化しつつ、円滑にコミュニケーションがとれる空間を目指し構築しました。

今回は、コロナ禍で働き方や価値観が変わる中で作り上げた新オフィスの様子と、移転後の従業員の声をご紹介します！

科学的根拠に基づく最先端の感染症対策特化型オフィス

▶抗ウイルス天然素材「リノリウム」の導入

オフィスの床材や什器に、アマニ油などから製造される抗ウイルス天然素材の「リノリウム」を導入しました。オフィスでの大規模な利用（6,000平方メートル以上）では、当社が国内初事例です。（フォルボ・フロアリングB.V調べ）

▶自律分散型水循環システム「WOSH」

オフィス内の必要な箇所に消毒液やパーテーションを設置するなど基本的な対策をはじめ、従業員が食事をするコミュニケーションスペースに手洗いを徹底するポータブル型手洗いスタンドを設置しています。スマートフォン除菌機能も付帯されているので、手洗いとともにスマホを除菌する従業員の姿も見られます。

▶オフィス換気機能の増強

感染症対策の一環として、ビル既存設備にダクトの追加工事を行い、換気量を増強しています。結果として、二酸化炭素濃度の低下や湿度調整機能の増強などにもつながり、従業員の健康と生産性の向上に寄与しています。

▶「エアリーソリューション」

上部に羽板上の部材が設置されているこちらは、清潔・快適な空気環境を提供する最新の空調設備「エアリーソリューション」です。
ルーバーと呼ばれる上部の部材から下方向への均一なダウンフローが発生し、空気中に浮遊する飛沫やエアロゾルを床へ落とすことで、飛沫感染を防ぎます。
さらに、ルーバーから噴出する空気はHEPAフィルターを通して毎分約1万2000リットルの空気を浄化することができ、感染症対策の一環として導入された機器です。

クリエイターファーストな働きやすいオフィス

▶執務エリア

これまで4エリアに分かれていた執務室を2エリアに集約することで、コミュニケーションがより円滑に行えるよう設計しました。また、移転にあたって従業員へのヒアリングも実施し、より働きやすい環境づくりのための意見も採用。採光も多く開放的な空間設計でありながら、集中して仕事に向き合える環境を整備しています。

▶立ちミーティングスペース

いつでも気軽にミーティングができるように、通常の会議室に加えオフィス内の至るところに「立ちミーティングスペース」を設置しています。コロプラの文化でもあるこのスペースですが、移転を機により使いやすい形状や、盤面に抗ウイルス天然素材「リノリウム」も使用するなどのアップデートを施しました。

▶コミュニケーションスペース「コロパーク」

大きなクマのぬいぐるみが置かれた円形のベンチを中心に、ソファ席やカウンター席などさまざまなスペースを設置したコミュニケーションスペースです。ランチや休憩時間に従業員が集う憩いの場でもあるので、各所にアクリルパーテーションを設置するなど、コミュニケーションと感染症対策を共存させたスペースになっています。

▶個室ブース

オンライン会議や1人作業用スペースとして、個室ブースを38室設置しています。
中央がガラスで仕切られている対面利用型のブースはスピーカーを通じて会話ができるので、マスクを外してコミュニケーションがとれます。働き方同様、変わっていく会議の在り方にも対応した設備になっています。

▶マッサージルーム「Kuma SPA」

国家資格を持つマッサージ師から、福利厚生の一環として就業時間中にマッサージを受けることができます。「心身ともに健康な状態で、仕事に専念してほしい」という想いから生まれた福利厚生で、移転を機に電動昇降ベッドを導入するなど、よりリラックスできる空間づくりで"従業員の癒しの場"が生まれ変わりました。

▶クマ図書館

執務エリア内の通路にずらりと並ぶ書籍の数々。ここは「クマ図書館」と呼ばれるエリアで、エンジニアやデザイナー向けの専門書から、雑誌、漫画、ビジネス書まで現在蔵書は3,000冊を超えます。在宅勤務でも利用できるようオンライン上の貸出・返却システムも構築されており、これら業務に必要な書籍は全て会社負担で購入できます。

▶食事・軽食・飲料自販機

牛丼やカレー、ハンバーグ弁当、各種冷凍食品など、忙しい業務の合間でもしっかり温かい食事が取れるようラインナップも豊富に揃えています。
また、炭酸水や緑茶、紅茶、コーヒーの無料自販機も設置しております。

▶無限バナナ

従業員の健康配慮と感染対策の両立を考えた新しい福利厚生として、オフィスに食べ放題のバナナコーナーを設置しました。ここでは、出社した従業員がいつでも自由にバナナを食べることができます。
栄養価の高いバナナを提供することで、食事がおろそかになりがちな従業員の健康を食事面からサポートします。

エンタメ企業ならではのこだわりがたくさん

▶若手クリエイターが制作した会議室アート

来客用会議室には、「かわいいヌイグルミ」、「ファーストクラス」、「縁結びの神社」などの珍しいネーミングがついていて、これはコロプラ設立のきっかけともなった位置情報ゲーム『コロニーな生活』のアイテムから名付けられています。
さらに、会議室には部屋の名前をテーマにしたアートが飾られていて、全てコロプラの若手クリエイターが制作しました。まちがい探しや外の建物と連動した視覚的な仕掛けが楽しめるアートなど、それぞれの会議室が独創的でクリエイティブな空間を表現しています。

▶広々としたオープン会議室

通常の会議室以外にも、大人数で動くプロジェクトのミーティングなどで活用されるのがオープン会議室です。広々としたオープン会議室では、立ちミーティングスペース同様に気軽な集まれるコミュニケーションスペースとしても使われています。

▶レトロゲームから最新機種まで取り揃えたゲームコーナー

研究開発などの利用を目的に、レトロゲームから最新ゲームまで取り揃えたゲームコーナーを2箇所設置しました。ここでは、ゲーム開発の新たな発想やヒントを得たり、休憩時間や終業後にも利用することができるので、従業員同士のコミュニケーションづくりの場としても使われています。

▶リニューアルした「コロプラ水」

新オフィスへの移転を機に、来客に配布している「コロプラ水」と題した飲料ボトルのデザインをリニューアルしました。季節ごとにクマの衣装が変わる可愛らしいデザインを12種類揃えています。
さらに、環境に配慮し、ボトルには再生ペット樹脂を使用しています。

■移転後の従業員の反応は......

オフィスに出社勤務している従業員からは、

• 外の景色が見えやすくて解放感がある
• デスク盤面のコンセント部分にUSBポートがついているのはありがたい
• 日差しの角度に合わせてブラインドが自動調整されて便利
• 対策がしっかりされているから「感染症が怖くてオフィスに行きたくない」とは思わない
• いつでもバナナを食べられるのは嬉しい。小腹がすいたときにとても便利！
• ラインナップも豊富な食事用自販機があるおかげでオフィス内ですぐにご飯が購入できて助かる

という声があがっていて、より快適なオフィスを目指した従業員への事前ヒアリングの結果も反映されています。

「従業員の健康」と「クリエイティブな活動環境」をコンセプトにつくりあげたオフィスの様子は、バーチャルオフィスツアーでもご体感いただけます。ぜひご覧ください！