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『面白い』を作るプランナーの仕事 〜新卒研修リポVol.4〜

こんにちは! 2017年に新卒で入社したプランナーのほっしーです。とにかく作ることが好きで、音楽、イラスト、プログラミングなど、色々な分野に手を出している僕がコロプラに入社したのは「ゲームなら、それらを総合した表現がたくさんできる!」と考えたからでした。

さっそくですが、
今回はプランナーの新卒研修についてリポートさせていただきます!

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1 コロプラのプランナーとは?

コロプラのプランナーの仕事とは何か。ひと言で言えば「『面白い』を作る」ことだと思います。より具体的な言葉にすると、『面白い』と感じていただける体験やモノを作るということになりますが、コロプラではすべてのプランナーが、『面白い』を作るために日々励んでいます。そのためには、面白いアイディアを生み出すのはもちろん、チームメンバーにアイディアを伝えて形にしていくなど、さまざまな技術が必要になってきます。

コロプラの新卒研修では、その基礎を構築するためのカリキュラムが組まれています。

2 すでにリリースされている『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の企画書を作る

最初に出された課題は「『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の企画書を作る」というものでした。もうすでに世に出ているゲームの企画書を作るんです。面白いですよね(笑)。
これはとっても勉強になる研修でした。というのも、リリース後のゲームを支える「運用」の現場でも、新たな大型イベントを企画したり、新しい声優さんにゲームのことを伝えたりする際に、既存のゲームの説明をする機会があるからです。

3 「仕様書」と「企画書」の違いとは?

僕たち新卒プランナーは、『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の企画書を作り終えると、張り切ってプレゼンをしました。全員の発表が終わると、レビューをしてくれた先輩社員がゆっくりと口を開いてこう言いました。

「......企画書ってなんだと思う?」

先輩社員からの指摘を受けて、僕たちは「企画書」を完全に誤解していたことに気づきました。僕たちは、ゲームを作るために必要な『説明』を必死でしていたのです。プレゼンの中には、ゲームのルール、操作方法はしっかり盛り込まれていましたが、そこに『面白さ』はありませんでした。僕たちは「企画書」ではなく、「仕様書」を作っていたのでした。

僕たちプランナーの仕事は「『面白い』を作る」ことです。 だからゲームを作るための「仕様書」ではなく、クリエイターたちに企画意図を明確に伝えて「この『面白い』ゲームを絶対作ろう、作りたい!」と思わせるための「企画書」を作らないといけなかったのです。ゲームをプレイするための「説明」をするのではなく、『面白さ』が根底にある「コンセプト」をまとめないといけなかったのだということに気づきました。

この研修は「ゲームの『面白さ』をきちんと捉えること」「それを人に言葉で明確に伝えられること」ができるようになるために実施されています。

4 いよいよ、ステージ制作研修!

企画書研修が終わると次は「ステージ制作研修」が待っていました。ゲーム制作における「ステージ」とは、キャラやアイテムなどを置いて動かすフィールドのようなもののことです。僕たち新卒プランナーは、やはりそれぞれ自分が作りたいもの、自分が表現したい世界のイメージを持っているので、着々とステージ制作に取りかかりました。 まずはマシン上で作る前に、紙ベースで構成を作るところからはじめました。それぞれワクワクしながら紙の上で自分が表現したい世界を作っていったのを覚えています。

5 レビューを受けて、気づいたこと

紙ベースでのステージ制作をした時点で、先輩たちにレビューしてもらいました。すると、ここでも新たな発見と学びがたくさんありました。

たとえば自分が「(ゲームオーバーのときに)爽快感のある落下」を楽しんでもらうために作ったステージも、他の人から見ると「先が見えない恐怖」を感じてしまうと言われたり、自分が「たくさんの敵を一気に狩りたい!」という目的で作った敵スポットも、他の人から見ると「敵が多すぎて理不尽さを感じる」と思われたりしました。

プランナーはまずは自分の中で確固たる『面白い』を持っていることが大事ですが、それが客観的な面白さであるかどうかを常に考えなければいけないということです。感じ方は人それぞれですが、それでもより多くの方に楽しんでいただけるような方向に寄せる技術がプランナーには求められているということに気づきました。

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6 『面白い』を作る、面白い仕事

3か月の研修の間には、このほかにも社会人として、プランナーとして身につけておくべき情報が盛り込まれたさまざまな研修を受けました。プランナーに求められていることは、とても複雑で不確実、明確な答えがない世界ですが、とにかく「『面白い』を作る」という軸が変わることはありません。

プランナーに課せられた課題はとても難しいものだと感じますが、答えが明確でないからこそ挑戦しがいがあり、答えが一つでないからこそ無限の可能性があり、この仕事自体が「とても面白い」と思っています。

まだまだ始まったばかりですが、これからもこの「面白い仕事」で「『面白い』を作る」ことを全力でやっていきたいと思います!

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