UI・3Dをイチから学ぶ!2021年新卒【セクション別】デザイナー研修リポート
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2021年新卒入社
デザイナーK
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2021年新卒入社
デザイナーT
こんにちは。2021新卒デザイナーのKとTです。
コロプラの新卒研修には、全職種を対象にした集合研修に加えて、職種別研修があります。さらに「デザイナー職種別研修」はデザイナー全員が共通で学ぶ研修と、配属前研修としてUI、3Dに分かれて学ぶ研修の二段階となっています。
そこでこの記事では、UI、3Dに分かれて学んだ配属前研修について、受講した新卒デザイナーがそれぞれリポートしていきます!(デザイナー全員が共通で学ぶ研修については、こちらの記事をご覧ください)。
【Kの自己紹介】
2021新卒デザイナーのKと申します。学生時代はデザインについて幅広く学んでおり、コロプラには約半年間のインターンを経て入社しました(ちなみにTさんとはインターンから一緒ということもあり、今回、一緒に記事を書くことにしました)。
現在は運用タイトルに配属され、主に「お知らせ」やUIの制作をしています。
【Tの自己紹介】
同じく2021新卒デザイナーとして入社したTです。私は大学では日本画を専攻しており、日本の伝統的な技法について学ぶ傍ら、2Dで絵画・イラストを制作していました。また、在学中はフリーランスのイラストレーターとしても活動しており、絵の具などのアナログ画材を使ってTV番組やCMなど芸能系のコンテンツの背景イラストを描く仕事をしていました。
このようにゲームとは関係のないものを作っていた私がコロプラへ入社したきっかけは、インターンに参加したことでした。現場で活躍しているゲームクリエイターたちと関わっていく中で、自分がまだ触れたことがない3DCGに興味を持ったのですが、「新卒はツール未経験でも挑戦できる」と聞いたので、入社を決めました。3Dに関しては全くの初心者でしたが、研修期間を経て、現在は新規タイトルで主に武器まわりのモデル制作に携わっています。
配属前研修(UI)
初めに、UI研修を受講したKがリポートしていきます。
概要説明
UI研修では主に、
● ゲーム内アイテムの制作
● ゲーム内のお知らせとロゴの制作
● ゲーム画面のUI制作
の3つの課題に取り組みました。
課題では、Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorを使用して制作しています。
はじめに、ゲーム内アイテムを制作する課題では、「ゲームをやりこんだプレイヤーに報酬としてもらえる称号」という想定でデザインラフをいくつか提案し、フィードバックをいただきながら、完成までブラッシュアップを重ねていきました。
次に、ゲーム内のお知らせとロゴ制作の課題では、「夏に開催されるイベントのお知らせ」という想定で、デザインラフをいくつか提案し、テーマである「夏」という雰囲気に合うような「ロゴ」と「お知らせ」を制作しました。
最後に、ゲーム画面のUI制作の課題では、「はい」「いいえ」を選択するダイアログの画面、バトルゲームで戦闘に負けたときに表示される「LOSE」の画面を制作しました。情報の優先度を考えながら、誰が触っても違和感の無いようにブラッシュアップを重ねていきました。
実務想定の課題での気付き
コロプラのUIデザイナーは、ユーザーさまの目につくところ全般のデザインを担当しています。配属前研修では、それを想定し、かなり実務に近い課題に取り組みました。全体を通して感じたことは、「ユーザーさまがどう感じるか」ということを常に考えながらデザインする必要がある、ということです。
デザインを考えるときに、ラフの段階でいくつか案出しをするのですが、最初は何を取っ掛かりにして考えて良いのか分からず、とても悩みました。そのときに、先輩社員の方から「ユーザーさま目線」を考えて制作することが大切だと教わり、「どんなデザインだったらユーザーさまが喜ぶだろうか?」という視点で改めて考えてみると、良いアイデアがたくさん浮かんできました。私は今まで、ただ与えられたテーマに沿って、その通りにデザインをするということが多かったのですが、この経験を通して、ユーザーさま目線に立って考えることの大切さを身をもって実感しました。
改めてコロプラのデザインに目を向けてみると、ユーザーさまが「もらえて嬉しい」と思うデザインであったり、ユーザーさまに伝えたいことや雰囲気がしっかり伝わるデザイン、情報の優先度が整理された誰が触っても分かりやすいデザイン...というように、ユーザーさまの目につくところだからこそ、そこにしっかりと寄り添った、「ユーザーさま目線」でデザインされていることが分かりました。研修を通して、コロプラのデザインが「ユーザーさま目線」を意識して作られていること、それをふまえて、コロプラのデザイナーとしてこれから意識していかなければならない大事な軸に気付けたと思います。
所感(フィードバック が丁寧!)
また、各課題1名の先輩社員がレビュアーとしてついてくださいました。プロの目線でフィードバックをしていただけるので、とても心強かったです!毎回とても丁寧で、クオリティをあげるためにとても細かいところまで見ていただけました。そのおかげで、自分では気付けなかった改善点に多く気付くことができましたし、より良いものにするために何回もブラッシュアップを重ねることができました。
配属前研修(3D)
ここからは3D研修を受講したTがリポートしていきます。
概要説明
3D研修は、先輩社員に教えていただきながら仕様に沿った3Dキャラを制作するという内容です。
チュートリアル動画をベースに、キャラクターデザイン、3Dモデリング、UV展開、テクスチャ、スキニング、ポーズ・モーションまでの一連の流れを経験しました。
制作過程では仕様に合わせたデータを使用するため、現場で守るべきルールに目を向けながら制作を進める必要がありました。
研修の様子
前述の通り、制作するキャラクターのデザインも自分で行うため、初心者でも三面図の書き方から順を追って学ぶことができました。
次の工程であるモデリングでは、後々の作業で苦労しないように時間をかけて丁寧に形を整えていく作業が続きました。初めて見る機能ばかりで最初は期限内に完成させられるのか不安で仕方がありませんでしたが、先輩からの助言を頼りに作業を進めるうちに、徐々に作業効率が上がっていきました。
商品として価値のあるクオリティになるまで、何度も何度もやりなおし、修正を重ねます。最終日には成果発表会があるため、経験豊富な現場のクリエイターから見ても納得いくものを提出しようと、わからないことがあれば必死に調べて食らいつきました。自分では経験の少なさから善し悪しの判断ができない場面も多々あったため、先輩からの丁寧かつ具体的なFBに何度も助けられました。
成果発表会直前は、自分が気付いていないだけで大量の修正箇所が残っているのではないかと不安でしたが、その不安を払拭すべくとにかく直して〆切直前まで調整を続けたことで、自信をもって本番を迎えることができました。
成果発表会では、デザインの意図や工夫した点、苦戦したことをプレゼンします。大学在学中に得た視線誘導の知識を活かしたデザインで、ユーザーさまが見た時に明るい気持ちになるようなキャラクターであることをアピールしました。結果は合格。3D初心者である自分にとっては本当にハードな研修でしたが、苦労した分、達成感もひとしおでした。
配属後に感じたこと
【K】配属後は研修中に学んだ「ユーザーさま目線」を常に心がけ、日々のデザイン業務に奮闘中です。私の所属しているチームでも、先輩社員によるフィードバックが活発で、常にデザインのクオリティを高めています。自分の制作したデザインをより良いものにブラッシュアップできますし、ユーザーさまにより良いものを提供できることにも直結するので、自分の成長に繋がるとても良い環境だなと感じています!それと同時に、フィードバックをしてくださった先輩社員の姿を見て、細かいところまで気を配れて、クオリティには妥協をしない、そんなデザイナーになりたいと感じました。
【T】なあなあで済ませるのではなく、気になる箇所を徹底的にご指摘いただいた経験が、今の現場でも活きていると感じています。あの時先輩が根気強く教えてくださらなかったら、現場に配属されても何一つまともなものは作れませんでした。
技術はもちろんのこと、最高の体験をユーザーさまに届けるために妥協を許さず向き合う姿勢も学べたことで、一人の人間として大きく成長できた一ヵ月でした。
最後に
コロプラは、ツール未経験の新卒でも新たな分野に挑戦できる環境が整っています。教育面でのノウハウが蓄積されており、新たな分野に挑戦する人へのサポートが非常に手厚いと感じています。また、FBが活発なため、デザインのクオリティを高めてユーザーさまにより良いものを提供できますし、自分自身の成長にも繋がります。
一点集中型ではなく、自分の興味のある分野に関して幅広く学びを深め、自分の成長に繋げたい方にとっては、最適な環境なのではないでしょうか。
この記事を読んで、コロプラのデザイナー職に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
※ 下の写真は、新卒研修リポートVol.8を書いていた同期のデザイナーOと一緒に撮りました。