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「クリエイターを支えたい」という思いから、中途採用担当へ

  1. 中途採用担当

    中川珠花

    クリエイター専門の人材エージェンシーで、ゲーム業界をメインに派遣や人材紹介のエージェントを経験し、コロプラへ入社。 中途採用担当としてコロプラの成長を支えている。

コロプラの中途採用の現場では、日々、多数の面接がセッティングされています。採用の窓口となっているのが、今回お話を伺った人財部中途採用担当のNさん。これまで数えきれないほどの面接をおこない、数百人以上の入社に関わってきたにも関わらず、実は人見知りとのこと。しかし「人見知りだから採用に向いているんです」と。その真意が、本人の言葉で解き明かされていきます。

中途採用担当になるまで

入社以来ずっと中途採用一筋とのことですが、はじめから採用担当を目指していたんですか?

いえ、社会人になった頃は採用担当になりたいなんてまったく考えていなかったです。最初は、デザイナーやコピーライターを目指している友人に感化されて、クリエイターを支えるような仕事がしたいと思っていました。前職はクリエイターに特化した人材エージェンシーに入社して、TV業界やゲーム業界をメインに担当し、人材紹介や派遣、制作請負などの営業をしていました。最初は大阪で勤めていたんですよ。

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大阪で生まれて育ったんですか?

はい。大阪というと東京に次いで都会という印象があるかもしれませんが、私が育ったところは奈良県との県境で、田んぼや溜池も残る自然に溢れたところでした。小さいころは家庭菜園で植物の世話をしたり、自転車に乗って近所を探検したりと一人で遊びを見つけることが多かったですね。

もしやその頃すでに人見知りだったんですか?

そうですね。私は四姉妹の末っ子だったので、自分から働きかけなくてもかまってもらえる状況だったんです。それが原因かはわかりませんが、家族以外の誰かに対して積極的に自分を出すという能力が磨けなかったのかもしれません。

でも、小中高と続けたバスケットボールのおかげで変わりましたね。チームメイトと一緒に何かに熱中する楽しさや、人と本気でぶつかる大切さを学べたお陰だと思います。印象的だったのは、高校時代の恩師がよく口にしていた「知って人の足を踏むより、知らずに人の足を踏んでいることの方が悪いこと」という言葉。人見知りでも人の気持ちに鈍感であってはいけないということに気づかされました。

その他学んだことは何かありますか?

ストイックに向き合うという姿勢を身につけられたと思います。朝練、昼練、夕方から夜まで練習といったハードな部活だったので。その頃はもちろんショートカットでしたね。休みなんてほとんどなくて、本当にバスケット漬けな毎日でした。結果がでるまでやる、継続してやる、しんどくてもやるということを徹底的に叩き込まれました(笑)。

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ストイックに向き合う。そしてトップの先へ歩む。

社会人生活をはじめた感想はいかがでしたか?

実は父が住職なんです。いわゆるサラリーマンが周囲にいない環境だったので、会社勤めというものが全くわかっていませんでした。「営業日ってなんですか? 請求書? 発注? 受注?」みたいな状態から始まりました(笑)。クリエイターを支えたいという想いだけで社会人になりましたが、全てがちんぷんかんぷんで、仕事に慣れるまで大変でしたね。

大阪から東京へ移られたきっかけは?

大阪では少ない従業員のなか、持ち前のストイックさを発揮して次第に任せてもらえる仕事が増えました。大きなクライアントを担当することも多くなるなか、入社3年目で支社の中で売り上げ1位になったんです。でも、ちょっと勘違いしてしまって...天狗になるのは良くないなと(笑)その頃から案件に深く携わってみたいという気持ちも強くなっていたので、大勢の従業員がいる東京本社へ転勤することに決めたんです。

環境が変わってみてどうでしたか?

大阪ではゲーム業界以外にTVや広告などの業界も広く担当していたんですが、東京ではゲーム業界だけを担当することになりました。その分、深い知識が求められるようになって大変でしたが、同時にゲームづくりの大変さも知ることができました。そのお陰で、クライアントとの関わり方も深くなり、コンセプトアートの他に、キャラクター設定からプロジェクトに参加できるような制作請負にも携わることができました。

高度なパズル。適材適所を実現。

仕事においてクリエイティブの要素が強まりますね。

はい、ゲーム制作の流れも見えるようになりました。クライアントの関わり方から、プロジェクトに携わったクリエイターの力量まで、きちんと把握しないと良い提案はできません。自分の頭の中に、クリエイターの特性をデータベースとして記憶し、案件ごとにパズルのように配置できるようになりました。

がっつり人に関わる仕事ですが、人見知りで大丈夫だったんですか?

それが意外と大丈夫なんです。というかむしろ人見知りだから良かったと思っています。人見知りだからこそ、人に慣れることなく一人一人のコミュニケーションを大事にできているのではないかと。人と関わるときは入念に事前準備をしますし、担当するクリエイターにとって最高の選択肢を提供し、喜んでもらいたいと常に思ってきました。こうして大阪で3年、東京で6年の勤務を経て、コロプラへ転職しました。

なぜ、コロプラへ?

ずっとゲーム業界を担当してきましたが、派遣業の難しさを実感したんです。作業が細分化されている現場が多く、クリエイターとして成長できる環境を提供し続けるのは難しいと感じ始めていました。だから、クリエイターのキャリアに繋がることがしたいと思うようになりまして。加えて、自分自身のキャリアも考えたときに、この先も人材業に携わっていきたいという気持ちがあったので、このタイミングで事業会社側でも経験を積もうと決意し、御縁があって入社しました。

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採用も、ゲーム制作の一端を担う。

入社して2年半が経ちました。

コロプラの未来を一緒に築いていってくれる人を採用していかなければと、日々奮闘しています。そのためにも、もっと会社を客観的に見て、会社が向かっている進路や、現場で起きていることを把握する必要があると考えています。採用とは、会社を作っていくことですが、ゲーム制作の一端も担っていると、最近感じています。中途採用で新しい風が入ることで、新作に3Dが使われるようになったり、サウンドも自社で作れるようになったりと、今までできなかったことができるようになりました。そういった現場の状況を知ることで、採用という立場からゲーム制作にも携われているのだなと実感し、喜びややりがいを感じています。

いわゆるバックオフィスに位置している人財部ですが、作品のクリエイティブを左右する重要なポジションのようですね。会社の未来に思いを馳せたり、クリエイターの将来のことまで考えたり、母のような視点と言えそうです。一歩引いた立ち位置からは、どのような未来が見えているのでしょうか。その先へと向かう推進力は、新しい人との出会いなのです。

おわり

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