コロプラ 採用情報

働く人を知る

総合職は、総合的であってはいけない。
自分なりの武器を持って貢献したい。

  1. 2015年入社
    総合職/『Brilliantcrypto』マーケティング担当

    Y.N.

入社のきっかけ

学生時代は「新しいことにチャレンジしたい」という気持ちが強くあったので、IT系のベンチャーを志望しておりました。その頃、新卒の採用エージェントでアルバイトをしていたのですが、その会社の人から強く勧められたのが、コロプラでした。

当時、いろんなIT系のベンチャーが新規事業によって規模を大きくしていた中で、コロプラは「これから新規事業に挑戦していく」というフェーズで、当時の私は「これから」という段階のコロプラを魅力的に感じました。 またその年、コロプラが初めて新卒の総合職を採用することもあり、総合職1期生として様々な新規事業のチャンスがあるだろうと考えました。

もう一つ魅力というか、コロプラを選んだ理由なのですが、それまでの就活では「当社に来たら何でもやらせてあげる」といった甘い言葉で誘われることが多かったのに対し、コロプラからは「すごく大変で、必死でがんばらないといけないよ」といった厳しい言葉をかけられました。それがむしろ地に足がついている印象で、「この会社が一番信用できそうだ」と思えました。

現在の業務内容

現在は株式会社Brilliantcryptoに出向し、ブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』のマーケティングを担当しています。このゲームは、つるはしを使い宝石を採掘していくゲームです。やや特殊な点は、一般的なPlay to Earn(※1)のゲームとは異なり、稼げるトークン以上に、生み出された宝石に対して価値をつけていこうというプロジェクトである点です。このつるはしがNFTの有償アイテムになっています。また、購入したつるはしは他のプレイヤーに貸し出すことができます。

そのため『Brilliantcrypto』では、無料でプレイするユーザーさま(スカラーと呼んでいます)と、ツルハシを購入する投資家のユーザーさまという2種類の層にアピールする必要があります。
『Brilliantcrypto』は投資家とスカラー双方のバランスが非常に重要です。投資する側が一方的に増えても、採掘してくれるスカラーが足りなければ投資資源が効率よく回せませんし、スカラーだけが一方的に増えすぎてもプレイできない人が増えたり、Earnの配分が上手くいかなくなったりします。そのため、どちらもバランス良く拡大していく必要があるわけです。

また、今回の趣旨が"デジタル上に価値ある宝石を生み出す"ということで、日本だけのマーケットで流行ってもダメで、現実の宝石のようにグローバルで普遍の価値を作る必要があります。そのため海外は非常に重要視しています。

そのため、新規事業で知見のない中、あらゆる方法を模索してユーザー獲得に動いています。 Web3.0の世界ではとても重要なコミュニティや、Web3のマーケティングツールの活用、いわゆるWeb2.0、従来型のWeb広告などあらゆる施策を模索し実施しています。
その他、パリ、シンガポール、ブラジルなどでイベント出展し、ビジネスパートナーやキーパーソンを探しにいくなど『Brilliantcrypto』のコミュニティや今後のロードマップにつなげるべく、オフラインでの動きもあります。

(※1)ゲームやアプリを利用することで暗号資産やNFTといったデジタル資産が獲得できるサービス。

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やりがいを感じていること

『Brilliantcrypto』はブロックチェーン技術を使った新しいジャンルで、かつ海外を視野に入れたゲームなので、すべてが未知の挑戦でした。しかも私はマーケティングの経験がないので、完全に手探りの状態です。海外のコミュニティを起点に普及させるにしても、どのコミュニティに働きかけるべきなのか、どうやってユーザーさまに遊んでもらうのか、やり方も答えもわからないわけです。

投資家が先か、プレイヤーが先かなどチーム内でも様々な議論をしましたが、最初はコミュニティの種となるユーザーさまを確保するために、『Brilliantcrypto』のβテストを実施しました。
世界中の方を集めつつ、ゲームのアップデートも見てもらう、ということで最終的に5回ほど実施しました。
結果的にフィードバックも好評で、たしかな手ごたえがありました。それからリリース後も様々な方法を模索していますが、全くやり方がわからないことに対し、仮説を立てて実行し、それをやり切ったときに一番のやりがいを感じます。

新規事業に携わる人は、目標に向かって邁進する、ともすれば楽観的で行動派な人が多い印象ですが、自分自身は保守的な性格だと思っています。施策に対して保険で別の方法を用意する。派手な施策よりも地味でコツコツ効いてくるようなもの好む。というふうに石橋を叩いて渡ろうとするタイプです。この仕事が性格的に合っているかは自分でもわかりませんが、実感値として新規事業は面白いと思っています。今は挑戦できる幸せを日々かみしめています(笑)。

これまでのキャリアパスについて

入社後はVR事業に携わり、2年目からグループ会社の事業開発と経営管理を兼務しました。その後はグループ会社に出向し、『アリス・ギア・アイギス』のリリースや現在の『Brilliantcrypto』のマーケティング担当など、新規のプロジェクトや事業の開発に携わっています。今振り返るとVRやブロックチェーンといった新たな分野に携わることが多く、その都度、キャリアを一からスタートしているような感覚がありますね。

様々な事業開発に携わる中で、総合職であっても「ただ総合的であってはいけない」と思うようになりました。何かしらの分野で自分なりの武器を持っていないとプロジェクトに貢献できる度合いが小さいと感じます。

マーケティング業務については以前から興味があったのですが、これまで開発側の業務がメインだったことや、時間的な余裕で関わることができず、いつかはそちらも担当してみたいと思っていました。
開発とマーケティング両方を体験してみて、特にWeb3のマーケティングは具体的なやり方というものがなく、フルオーダーでプランを練って実行していく過程が非常に面白いと感じています。

今後やりたいこと

『Brilliantcrypto』を通して海外の企業やコミュニティの方と交流するようになり、これまでにない仕事の面白味を感じています。プライベートで海外に行くのもいいですが、仕事で行くと確実に海外の方と関係が築けるので、本当にいい経験になります。

国ごとに文化的な背景も異なるわけですから、予想外なことも多いです。
例えばイベント展示の当日にブースが立っていなかったり、そもそもデザインの制作が日本ではありえないくらいタイトでギリギリだったり。
ですので、国によって適したアプローチも変わってくるものだと思いました。それを探っていくのも面白いですし、思わぬ発見があるのも楽しいです。

Web3.0のイベントでフィリピンに行ったときも、ゲームに対する熱量の違いに驚かされました。口コミで大勢の人が集まったり、チームの一員のようにブースに留まってプロジェクトの説明をしてくれる方がいたりなど日本では考えられないことが多くありました。
彼らは新しいゲームへの感度が高く、受け入れ方も非常にポジティブです。実際に現地に行くと体感的にわかることも多いので、今後も海外に関わる機会があれば、積極的にチャレンジしていきたいですね。

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自分をポジティブにしてくれること

ポジティブとは少し違うかもしれませんが、自分は仕事もプライベートも目標を決めて、それに向かうことでモチベートするタイプです。 最近の変化でいえば、抽象的で、色々な解釈ができるような目標を持つようにしようと考えるようになったことです。そのために必要なことをやるという考え方に切り替えました。

具体的すぎる目標を立ててしまうと、現実と乖離が大きくなった時、そのギャップでポジティブになれなかったり、悩んでしまうことがあります。なので、人生の目標に対して具体的なイメージを持ちすぎるのはやめようと考えました。例えば「楽しく生きたい!」みたいな。

年収や家族に関する目標みたいな話はリアルすぎるので、例えば業務上必要な英語や妻の母国語である韓国語などを今は勉強しているのですが、できた方が将来楽しく生きるのに必要そうだからやる!というような感じです。

目的と手段を明確に分けようという話ですね。

新規事業の開発は大変といえば大変ですが、それが自分にとって楽しいか楽しくないかという観点で見ると、やっぱり楽しい。ということは、自分にとって必要なことだから、多少は辛くてもやり遂げようというふうに、すべてを「楽しく生きたい」という解釈につなげています。

これから入社する方へ

総合職を志望する人は、言語化する能力が高く、人前で堂々とプレゼンできて目立つような人が多い印象があります。実際、総合職の採用ではそういった目に見えやすいパフォーマンス力が求められることが多いような気もしますが、コロプラの場合、そうしたテクニカルな部分はあまり重視していないように思います。むしろ、学生時代に地道に取り組んできたことなど、実際の行動からマインド面を見ようとする傾向があると思います。

コロプラはものづくりのマインドを大事にしているので、コツコツと地道に取り組みながら自分を磨いていける人が活躍できると思います。個人的には、自分なりのこだわりを持った人と一緒に働きたいと思っています。こだわりがある人と話す時は気づきが得られ、議論の質も大きく変わってきます。
特に新規事業の開発は誰にも正解がわからないものなので、違う意見を交わすことが大切です。私としても自分と違う意見を持った人が、どんな反応を返してくれるかを期待しています。

内定後、入社するまでにしたこと

私の場合、友人と学生起業に挑戦しましたが、今思えば、高尚な目標があったわけでもなく、単に面白そうだからやってみた感じだったので、本当に自分がやりたかったこととは少し違っていたのかもしれません。逆に自分のやりたいことや興味の対象がはっきりしている人は、私のようなタイプから見るとすごいと思えます。そういう人には、好きなことを思いきりやってほしいです。

エンジニア、デザイナー志望の方は、直接的な技術を身につけているので、将来的なイメージもつきやすいかと思います。しかし、総合職の場合、あらゆる可能性があるが故に将来的なイメージがつきにくい。これは個人的意見ですが、総合職を志望する人は、自分のやりたいことが明確になっていなかったり、漠然と経営サイドで活躍したいという上昇志向が強かったりする方が多いと思っています。

自分が本当にやりたいことは、なかなかわからないものですから、わからないなりに挑戦してみるのもひとつの選択です。学業やインターンなどに捉われすぎず、少しでも関心のあることをやってみるのがいいと思います。

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