
コロプラは「"Entertainment in Real Life" エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をミッションに掲げ、最新のテクノロジーと独創的なアイデアで"新しい体験"を届けるエンターテインメントの創造に日々挑戦しています。その上で、未来を担う次世代クリエイターの育成やエンターテインメント領域の発展に向けた取り組みとして、学生を対象にキャリア教育支援を推進する企業訪問の受け入れも、積極的に行っております。
この度、2025年6月某日、立教大学法学部客員教授である石川文夫先生とゼミ生5名をお迎えし、上席執行役員CLO(Chief Legal Officer)の山崎をはじめ、法務部・知的財産部スタッフによる受け入れ講義を実施しました。

本講義は学生の皆さんが企業経営やゲーム業界における法的な課題について理解を深めることを目的に実施されたもの。当社の創業から現在に至るまでの歩み、そして当社の最新作である『神魔狩りのツクヨミ』への導入でも大きな話題となっているAIなどの先端技術の活用における留意点、さらに今後のゲーム業界動向についてなど、現場のリアルを交えながらの話が展開されました。
当社は知的財産権を、単なる保護手段としてだけでなく、事業戦略の一部として捉え、自社ゲームの技術保護に加え、将来的なクロスライセンスや交渉材料としての活用も視野に入れ、"攻め"と"守り"の両軸で特許戦略を推進しています。「他社との競争や協業を見据えた知財管理の重要性を強調し、特許が他社との関係性において「ブロック」の役割を果たす」----そんなバランス感覚が、企業としての信頼を築いています。

学生からは「AIとクリエイターの関係性」や「M&Aの背景にある戦略」、「失敗をどう捉えるか」など、多岐にわたる質問が寄せられ、「AIを"人の創造性を支える補助ツール"として位置づけている」点や、「ゲーム開発におけるバックオフィススタッフの柔軟なチーム編成・育成の必要性」など、ゲームづくりの現場で働く目線ならではの実践エピソードを交えた回答には、学生たちも興味深く耳を傾けていました。
技術革新が進む時代において、法の果たす役割はますます重要になっています。本講義を通じ、未来の法律家たちにとって、エンターテインメント業界のリアルな課題に触れ、技術と法が協調する未来を考える一助となれば幸いです。

コロプラでは今後も、企業訪問や学生との対話の機会を通じて、地域社会への貢献と次世代の育成に取り組んでまいります。学生向けの企業訪問やオンライン講義の実施をご希望の教育機関の皆さまは、下記よりお気軽にお問い合わせください。