コロカ事業
香寺ハーブ・ガーデンのハーブ
- 店舗レポート
そのひと手間に理由あり
うちの商品は綺麗な箱に入っているわけではないのです。インタビューに答えてくれた総務課長と企画課長を兼任されている黒瀧陽子さんにお話しを伺いました。
例えばエッセンシャルオイルだと瓶に入っているのですが、それだけです。箱が無ければゴミも少なくできるし、瓶はリサイクルできる。
余計なものが無いから価格も安く提供することができる。そうやって還元していくことで、環境にも優しく、うまく循環させていけるのではないかと考えているそう。
また、例えばハーブクリームは手で溶かすとリップバームのような使い心地なのですが、柔らかくするとその分腐りやすくなってしまうとのこと。
そこで物性(ぶっせい)として少し固く作ることによって防腐剤を入れずに品質を安定させる。その固さなどひと手間お客様にご協力頂く部分もあったりしますが、使っていて刺激が少なく体に良い物を提供しています。
丁寧に生きて、丁寧に生活する。
最近では香りをつけているハーブティーもありますが、香寺ハーブ・ガーデンのハーブは独自の栽培法により、素材の持ち味を最大限引き出しているところが魅力の一つです。
カモミールの香りや、ハイビスカスそのものの味。そこに三温糖をちょっとだけいれるという一手間を加えることで、抵抗なくゴクゴク飲めるハーブティーに変わるのです。
ハーブティーを入れて、少し甘みを入れてみるみたいな「自分のためにかけるひと手間」を加えることで、忙しい毎日の中の5分でも10分でも自分の為に時間を取るきっかけがつくれる。
そんな風に丁寧に生きて、丁寧に生活をするきっかけを、ハーブを通して作って頂ければ嬉しいと黒瀧さんは語ってくれました。
地面から生えているものはすべて
ハーブを体にいいものと捉えた時、新鮮な野菜もまた体にいいもの。それが香寺ハーブ・ガーデンさんにとってのハーブだそうです。そうして広げていくと、地面から生えているものはすべてハーブになります。
例えば、その日に取れたかぼちゃなどの野菜を使ったパンはもちろん無添加で、一つ一つ香寺ハーブ・ガーデンのみなさんの手作りで作られています。これもまたハーブの一つという具合に広がっていきます。
何かのきっかけで自分の健康や自分に向きあった時、ふと立ち止まった時に気づいたら横にあるもの。派手さはないけど底力がある香寺ハーブ・ガーデンのハーブは、そんな縁の下の力持ちになりたいと黒瀧さんは目を輝かせます。