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その銀行には、
どんなものでも預けられる。
穏やかな暮らしを送っていた弱小貴族の跡取り息子
ネーグの前に、銀行員の男女―
ヴィレスとラシュリィが現れる。
彼らの話では、ネーグはさる顧客の資産の
相続人に指名されたという。
いぶかるネーグが案内されたのは、
―幻想銀行ローカパーラ―
財産のみならず、地位や能力、人望、人脈、
技能に才能、記憶や感情に至るまで、
あらゆるものを預けられる、
摩訶不思議な銀行だった。