去る1月7日(日)、埼玉・さいたま市文化センターにて、『バトガ』のリアルイベント「BATTLE GIRL FES. 大神樹祭 2018」が開催されました。昨年に引き続き、今年も昼の部と夜の部の2回開催。当日は14名の出演声優さんが登壇し、訪れた先生(プレイヤー)の皆さんと盛り上がっていました。ここでは昼の部を中心に、当日の模様を振り返っていきます。
●出演者(順不同)
星月みき役 洲崎綾さん
若葉昴役 佐倉綾音さん
ミサキ役 高橋李依さん
天野望役 東山奈央さん
常磐くるみ役 早見沙織さん
煌上花音役 本渡楓さん
国枝詩穂役 下地紫野さん
粒咲あんこ役 内山夕実さん
楠明日葉役 田村睦心さん
藤宮桜役 久野美咲さん
南ひなた役 五十嵐裕美さん
千導院楓役 木戸衣吹さん
綿木ミシェル役 加藤英美里さん
朝比奈心美役 原田ひとみさん
●川柳コンテスト(司会:田村さん、内山さん)
最初のコーナーは、3人ずつのチームとなって、それぞれが指定されたテーマとシチュエーションに沿った「上の句」「中の句」「下の句」を書いて川柳を作り、その出来栄えを競う川柳コンテスト。一切の相談なしで、3つの句をつなげたときにそれらしい川柳になっていないといけないので、以心伝心のチームワークが問われます。昼の部で指定されたテーマは「バトガの魅力」。各チームの作品は以下のとおりです。
●高2チーム(下地さん、本渡さん、東山さん)
指定シチュエーション:情熱的
上の句:燃えている(下地さん)
中の句:なでなでChuChu(本渡さん)
下の句:なでなでだ(東山さん)
くじ引きで「情熱的」というシチュエーションを引いた高2チームは、読みかたも客席を驚かすほど情熱的。本渡さんのちょっとセクシーな「ChuChu」の読みかたに、客席の先生たちも沸いていました。
●高1チーム(高橋さん、洲崎さん、佐倉さん)
指定シチュエーション:官僚的
上の句:我々が(高橋さん)
中の句:ライブもあるし(洲崎さん)
下の句:いやらしい(佐倉さん)
「官僚的」というシチュエーションに沿って、ちょっと「上から目線」の感じを出しながら答えていった高1チーム。なぜ「いやらしい」と書いたのか問われたとき、「記憶にございません」と答えた佐倉さんは、じつに「官僚的」でした。
●中2+中3チーム(原田さん、加藤さん、木戸さん)
指定シチュエーション:喜劇的
上の句:女体とか(原田さん)
中の句:夢が詰まった(加藤さん)
下の句:キュート!!(木戸さん)
木戸さんが喜劇っぽいキャラクターのイラストも交えながら答えるなど、遊び心いっぱいの中2+中3チーム。流れとしてはいちばんキレイで川柳っぽいと、司会陣より評されていました。
●中1+くるみチーム(五十嵐さん、久野さん、早見さん)
指定シチュエーション:知的
上の句:Wow It's cool!(早見さん)
中の句:みめうるわしく(五十嵐さん)
下の句:かわいいよ(久野さん)
川柳の常識を覆す回答を見せた早見さんは、「くるみは高2だから英語を知っている」のでこのような回答になったとのこと。久野さんは、ボードに小さくメガネを描いて「知的」らしさをアピールしていました。
会場の先生方の拍手による投票の結果、優勝したのは高1チーム。「官僚的」という難しいシチュエーションに真っ向から挑んだ姿勢が評価されたようです。
(ちなみに佐倉さんは、夜の部の川柳コンテストでも、「ひなたチーム(加藤さん、佐倉さん、五十嵐さん)」の一員として参加し優勝されていました。昼の部の賞品「高級ぜんざいセット」と夜の部の賞品「高級お雑煮セット」を両方ゲットし、「これで甘いのも辛いのもいける」と喜んでいました)
●チーム対抗 大神樹バトル(司会:木戸さん、加藤さん)
次のコーナーは、チームに分かれてクイズなどの成績で競い合う大神樹バトル。チーム分けは演じている星守の髪型にちなみ、以下のような組み合わせとなりました。
ショートチーム:洲崎さん、佐倉さん、下地さん
ツインテールチーム:内山さん、五十嵐さん、本渡さん
ロングチーム:東山さん、早見さん、高橋さん
前髪ぱっつんチーム:田村さん、久野さん、原田さん
皆さんが最初に挑んだのは、アニメに関するカルトクイズ。「第5話のゆりが戦っていた場面で画面に映ったイロウスは合計何体でしょう?」「第8話でみきのノートに書かれていた落書きは何だったでしょう?」という、いずれも超難問です。「35憶!(本渡さん)」などのおもしろかった回答には、木戸さんと加藤さんの裁量でポイントが与えられました。それぞれ前髪ぱっつんチームの久野さん、原田さんが正解し、他チームを引き離します。
ここでサプライズ問題として、ビデオメッセージで登場した蓮見うらら役・内田真礼さんが出題者に。目隠しした内田さんのリアクションを見て、「内田さんが押し当てられている物はなんでしょう?」という問題が出されます。「固い何か」「先端が丸い」というヒントをもとに、ツインテールチームの本渡さんが「泡立て器」という正解にたどり着きます。素早い回答に、観客席から拍手が起こっていました。
皆さんが次に挑んだのは、大きなうちわを使ってイロウスの描かれた風船を運ぶリレー形式のゲーム。原田さんはうちわでほかの主演者のスカートを扇ぐというお茶目ないたずらを見せていましたが、勝負になると真剣そのもの。3人の見事な連携で前髪ぱっつんチームが勝利し、見事総合優勝に輝きました。ここでの優勝賞品は、アニメ第2話に登場したみき手作りのケーキを再現したもの。プロのパティシエが作っているので味はお墨付きなのですが、毒々しい見た目まで忠実に再現されていたため、皆さん驚いていました。
(夜の部は、風船リレーに代わって、チームごとにお題に沿ったエチュード(即興劇)を展開。はっちゃけた「夜の星守」たちのハイテンションな様子に、会場の先生方は大爆笑でした)
ここで、成海遥香役の雨宮天さん、火向井ゆり役の上坂すみれさんからビデオメッセージを紹介。アニメの思い出を語りながら、次のコーナーに移ります。
●朗読劇
次はイベントの醍醐味といえる、声優さんたちによる朗読劇。今回は学園で行なわれる「大神樹祭」に向けて、星守たちがリハーサルをするというエピソードが描かれました。
ミサキ、望、ミシェル、心美はアイドル喫茶をやることに。お店にかわいい名前を付けてほしいと言われたミサキは、「モフモフプニプニランド」という名前を提案し、望にからかわれてしまいます。心美とミシェルは本番で握手会をするようで、それぞれかわいらしいアピールを見せてくれました。ここでミサキは、先生を連れてほかのグループの様子を見に出かけていきました。
みき、昴、明日葉、花音、詩穂はお料理教室を開くようです。昴はミサキを巻き込み、みきが暴走しないようにしっかりと見張ります。ここで明日葉が「せっかくだから」と、先生にそば作りを教えてくれることに。明日葉を演じる田村さんの手拍子に合わせて、会場の先生方が手拍子をしていくと、物語のなかでもだんだんそばが出来上がっていきます。会場を巻き込んだ演出に、先生方も大喜びです。
続いてミサキと先生は、くるみ、あんこ、桜、ひなた、楓のカジノレストランを見に行きます。だけどミサキは、千導院家がそろえた豪華食材を使って作ったカレーに夢中になって先生をほっぽらかしに。見かねたあんことくるみは、一緒にスロットで遊ぼうと先生に提案をします。ここであんこが、「ペンライトを振るとスロットが当たりやすくなる」と会場の先生方をうながすと、皆さん一斉にペンライトを振り始めました。残念ながらスロットは外れてしまいましたが、あんこたちと楽しくゲームで遊んだことは一生の思い出です。
朗読劇が終わると、内田さんとサドネ役・悠木碧さんのボイスメッセージが。アニメのアフレコの楽しい思い出が語られ、会場がおおいに盛り上がったところで、次のコーナーに移ります。
●ライブパート
次はキャスト陣が生歌を披露するライブパート。当日のセットリストは以下になります。
1:Believe 星月みき(CV:洲崎綾)
2:Melody Ring f*f(CV:本渡楓、下地紫野)
3:Gravity f*f(CV:本渡楓、下地紫野)
4:Decision f*f(CV:本渡楓、下地紫野)
5:Deep-Connect f*f(CV:本渡楓、下地紫野)
(夜の部は5曲目が「Desire Link」でした)
トップバッターとして登場した洲崎さんは、鮮やかな深紅の衣装で『バトガ』の始まりを告げる曲「Believe」を熱唱。去年の「大神樹祭」でも歌われた曲なので、会場の先生方のコールもバッチリ。最初からテンションMAXで飛ばしていきます!
(夜の部では、曲の最中に洲崎さんが「ミサキ」と呼びかけるアドリブを入れ、会場の先生方、そして舞台裏でステージを見ていた高橋さんを喜ばせていました)
洲崎さんに続いて登場したf*f(本渡さん、下地さん)の2人は、アニメのED主題歌となった「Melody Ring」と「Gravity」、そしてゲームのメインストーリー第2部で印象的に使われた「Decision」を続けて歌います。その後MCパートを挟み、最後の曲「Deep-Connect」へ。会場の先生方は「最後の曲なので、もっと盛り上がりましょう!」という2人との約束どおり、ペンライトを振りながら盛り上がっていました!
●エンディング
ライブパートが終わると、いよいよイベントはクライマックス。キャストからの代表挨拶では、1月9日で『バトガ』がリリース1000日を迎えるということを聞いた早見さんが、「次は10000日を目指しましょう」というと、キャスト陣の皆さんも次々と意気込みを見せてくれました。
そして最後は14人全員で、アニメのOP主題歌「ホシノキズナ」を歌います。スクリーンに歌詞が表示され、会場の先生方も一緒に歌えるようになっていたので、会場は最高の盛り上がりを見せました。14人は思い思いのパフォーマンスで、ステージを彩ります。最後のサビ前の洲崎さん、高橋さんのソロパートでは、ほかのキャストの皆さんがノリノリで2人を祭り上げ、洲崎さんが思わず笑ってしまう微笑ましいひと幕もありました。
「ホシノキズナ」を歌い終えた14人は「ありがとうございました!」と挨拶し、順番にステージを去っていきます。最後に洲崎さんがステージを去った後も、しばらく会場からの拍手が鳴りやむことはありませんでした。キャスト陣、そして会場を訪れた先生の皆さんのおかげで、2018年、『バトガ』は素晴らしい幕開けを飾ることができました!